投稿作品集 > 柚子とハルカ ~女子応援団編~ p.11

このストーリーは、bbs にて、のりぞう 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は のりぞう 氏にあります。



■ その12(3) ■

3時過ぎに正規部員達が合宿先に到着すると、今まで奈津子に散々しごかれたのであろう、息も絶え絶えに体育館の床に倒れ込んでいる非正規部員達の身体を玩具にして楽しんでいた。

「アハハハ、こいつら、汚ね~身体を見せつけて寝てるんじゃね~よ」

正規部員の一人は体育館の床に倒れ込んだ非正規部員の脇腹に何度も蹴りを入れている。蹴られるたびに、倒れ込んだ少女は、「ぐふっ」と息苦しそうな呻き声を上げた。

「せんせ~、こいつら床に倒れ込んでるけどいいんですかぁ?」

別の正規部員は激しい運動で水着が食い込み、丸出しになったお尻を踏みつけながら少女の不甲斐ない姿をあざけた。


そんな悪戯のされたい放題のバトン部員の中で一番悲惨な目に遭ったのが、バトン部員の中で一番背が低く、乳首とおへその辺りをくり抜いた水着姿を天井に向けて大の字になって倒れていた少女だった。

彼女は幼い顔付や身体つきとは裏腹に、水着の股布の脇から大量の陰毛がはみ出していた。

彼女の毛の量は半端ではなく、本来であれば手入れをして見苦しくさせないのがマナーであるが、バトン部の中でも一番の剛毛である彼女は、幼い身体つきとのギャップを面白がられ、奈津子の命令で一切の手入れを禁止されていたのだ。

ある正規部員はそんな幼い少女の下腹部に生える陰毛の中に足の指先を侵入させると、密林に沈む未踏の渓谷に指先をねじ込んだ。

割れ目の中に足の指先をねじ込むと、嫌がる少女を無視して、足の指を器用に動かし、陰核に刺激を与え始めた。

水着の食い込みによって、少女のアソコはすでにトロトロになっていた。そんな少女がその時を迎えるのは意外なほどに早い。


少女が絶頂を迎えると正規部員は割れ目から足の指を抜き取った。抜き取った足の指先は、少女の蜜でふやけていた。

「おい、てめぇが汚したもんだろ。汚ねぇからてめぇの口で綺麗にしろや」

正規部員はほとばしった愛液によってふやけた指先を、今度は少女の口の中に突っ込んで、自らの舌で舐め取らせようとしたのである。

自ら出した蜜を自分の口と舌を使って拭き取る少女。少女の頬には大粒の涙が伝っていた。



■ その12(4) ■

疲労の余りに泥の様に床の上に沈んでいるバトン部員達には、正規部員達にどれだけ身体をもてあそばれ様が抵抗したり泣き叫ぶだけの力も残ってはいなかった。

彼女たちは、歯を食いしばり、嵐が過ぎ去るのを待つしかなかったのである。

「充分、休養は取れたでしょう。全員立ちなさい」

正規部員の嗜虐心が満たされるのを待つと、奈津子はボロボロになった非正規部員達を立たせた。

奈津子の指示で立ち上がった少女たちはお互いの身体の支えにしなければ立てないほど疲労しきっていたが、遙菜だけはボロボロになりながらも自分の両脚で立っていた。

後輩たちには見っとも無い姿を見せられないと言う先輩としての責務と、どれだけ屈辱的な扱いを受けても横暴な態度を取る正規部員に屈しないと言うOGとしてのプライドがそうさせているのだ。


「佐伯さん、あなたに新しいユニフォームが届きました。0年生が先輩たちと同じユニフォームを着ていては、先輩たちに失礼に当たります。取りに来なさい」

遙菜はもつれそうになりながら奈津子の前に立つと、奈津子が正規部員達に持ってくるように頼んだのか、学校指定のブルマを手渡された。

この高校では体育衣料に関する物品の購入は、購買部ではなく、体育教師に購入依頼書を提出して購入する事になる。

ここで問題になるのが体育教師に目を付けられた生徒である。この際言ってしまえば、目を付けられるのは全員女子生徒である。

入学当初はまだ少年のような細い身体つきをしていた少女も、1年生の三学期頃には肉が付き丸みを帯びた身体つきになる子がいる。もし、そんな子が体育教師に目を付けられると大変な事になる。

購入当時はピッチリながらも下腹部から臀部に掛けてすっぽりと覆っていたブルマも、成長によって大きくなったお尻がブルマの中に納まりきらず、ブルマの裾からから尻たぶがはみ出したり、ウェストからお尻の割れ目の先端が見えたりするのだ。

更には、キツキツのなってブルマが腰のあたりまでしっかりと上げる事が出来ず、陰毛の一部が見えそうになったり、股布が食い込んで恥丘がはみだしたりするのである。


その様な格好で体育の授業を受ける訳にはいかないので、新しいブルマの購入を申請するのだが、もし、体育教師に目を付けられている生徒なら、購入依頼を突き返されたり、わざと小さめのサイズのブルマを渡されることになる。

中には、高校三年間、ブルマの買い替えを赦されず、小さくなったブルマを穿き続けていた生徒もいたぐらいだ。そうなってくると、ブルマが身体の成長に追いつかず、悲惨な一言につきる。

ブルマから陰毛がはみ出さない様に綺麗にそり落とし、体育の授業の時はブルマから下着がはみ出ない様にTバッグやスキャンティの様な小さなパンティをブルマの下に穿いて体育の授業に挑むのである。

小っちゃくなったブルマからお尻がはみ出し、陰唇にしっかりと股布を噛みつかせ丸見えになった恥丘の膨らみに集まる好奇な視線と恥しい部分を見られる羞恥心に耐えながら体育の授業を受ける女子生徒。

遙菜は奈津子からブルマを受け取ると、そんな女子生徒の羞恥に悶える姿を思い浮かべたのであった。



■ その12(5) ■

「わたし、ブラトンの着せ替え人形ではありません」

遙菜は強い口調で文句を言った。

遙菜はスクール水着を脱いでブルマに穿き替える時に、黒田君に着替えを手伝わせる様に奈津子から言われたのである。彼女の不満の原因はそこにある。

「黒田君に着替えを手伝ってもらう事に何か問題でもあるのですか?」

奈津子は、胸元辺りで両手に握ったブルマを力を込めてギュッとしながら、不満に満ちた顔をしている遙菜に質問をすると、

「後輩たちが見ている前でブラトンに着替えさせられるのが恥ずかしくないのですか。先生にはそんな気持ちが解らないのですか」

遙菜は口調を和らげる事無く奈津子の質問に答えた。自分だけではなく、後輩たちの盾になろうと思うと自然と口調が強くなるのである。


遙菜が指摘したように、人前で男の子の手で無理やり着替えさせられのは遙菜だけではなく、女の子であれば誰しもが嫌がるものだ。

だが、相手は奈津子である。奈津子の前では普通の女の子の気持ちなど通用するはずもなく、遙菜の言い分がまるで穢れの無い処女の様な言い訳にしか聞こえなかったのである。

「何を恥ずかしがっているの。あなたはその見っとも無いオッパイも、汚らしいおマンコも人様に捧げてメシを食っているのでしょう。何を今更恥ずかしがる必要もないでしょう」

奈津子の言葉はいつも辛辣だ。そんな奈津子の心の無い言葉の数々に遙菜は悔しさを募らせて下唇を噛みしめて奈津子を睨んだ。

自分の言い分が通らないのはまだ我慢できるにせよ、公然の秘密とは言え自分の生業を口にされるのは気分のいいものではない。しかも、それをまったく事情の知らない北高の応援団部員達の前で言われたのである。


奈津子の言葉に、何も知らない応援団部の子達に動揺が走った。それはバトン部の子たちも同様である。奈津子の口から改めてその事を聞かされると、深い事情があるにせよ、遙菜の身体が穢れたモノに見えてくるのである。

まだ、大人になりきっていない少女たちにとって不純な性交渉は汚らわしいものである。性の乱れが社会問題になっている時代でも、応援団部の子達もバトン部の子達の性に関しては初心なのである。

「先生、それとこれとは別の話です」

いくら仕事で意にそぐわない男に身体を預けようと、遙菜の中では一線を引いているつもりである。恥ずかしいと思う気持ちを持ち続けなくては、自分の心が折れてしまう。

もしそうなっては、本当に自分が男に身体を赦すだけの娼婦に成り下がってしまう。どれだけ身体を汚されようと、将来の旦那様の為に心だけは純白のままで居たい。

遙菜は常にそう思っているのだ。


(本当に不器用でバカな子ね。そんな薄っぺらい貞操心何て捨ててしまえばもっと楽になれるのに)

そんな頑なで一途過ぎる遙菜の心に奈津子は冷ややかな感想しか持たなかった。

「あなたの気持ちなんて関係ありません。言われた通りに黒田君に脱がしてもらいなさい。いいですね」

奈津子は念を押すように言うと、黒田君を遙菜の前に立たせて彼女が着ている水着を剥ぎ取るように指示を与えた。

奈津子の指示を受けて黒田君は遙菜の前に立った。黒田君との距離は、彼の息遣いを直接肌で感じる位の近さである。遙菜は黒田君の息を頬に受けると顔をしかめた。

男を受け入れるときに感じる、生餌を貪る野獣の生臭さ似た臭いに咽返りそうになったからだ。


(佐伯さん、そんな態度をとっていいのかな?)

自分の息に顔をしかめた遙菜の態度に、黒田君の悪戯心に油を注いだ。

「ちょっと、“ブルマ”を貸してくれるかな」

黒田君は殊更ブルマを強調するように言うと、無理やり引き剥がすように遙奪の手から奪い取った。

「なっちゃん、ちょっとトイレに行ってきていいですか」

黒田君は遙菜の手からブルマを奪い取ると、奈津子にトイレの許可を求めた。

「トイレなら仕方ありません。トイレに行ってもいいけど、早く戻って来なさい。いいですね」

奈津子は黒田君の求めに応じると、

「それじゃ、悪いけど、トイレに行ってくるわ」

遙菜の手から奪い取ったブルマをヒラヒラさせながらトイレに向かった。

(ブラトンのやつ、何を仕出かすつもりなの)

遙菜はこれから自分が穿くブルマを玩具にしながらトイレに向かう黒田君の姿を不信と不安な気持ちで見送るしかなった。


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