投稿作品集 > 体育教師奈津子 革命の代償 【第2章】 p.06
このストーリーは、bbs にて、KRE 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は KRE 氏にあります。
高穂先輩の背後に女教師が近づいていく。
彼女はワーストワンの校則違反者であることに加えて、教師に反抗した反乱分子の汚名まで着せられている。革命の希望だった副会長は、今や最高刑を科せられた受刑者に過ぎない。
鹿ノ倉高穂は自らが犯したと決めつけられた罪を、その極上の美しい尻で償わなくてはならないのだ。羨望の美少女がサポーター一枚の破廉恥な肢体を晒しているだけでも凄いことなのに、屈辱的な公開お尻叩きまでされるのだから注目するなという方が無理な話だ。
いよいよ登場した真打ちの舞台に、男子だけでなく女子生徒の視線も集中するのを待ってから、ナツメロは静かに告げた。
「残りはあなただけよ、鹿ノ倉さん」
高穂先輩の体が強ばるのがわかる。しかし、先生はまだ打たなかった。
「校則改変の要求を先導した張本人にも関わらずワーストワンの鹿ノ倉さんには、他の人よりもきつく指導する必要がありそうね」
ナツメロがようやく手を動かす。定規の先が先輩のお尻にゆっくりと迫る。染みもホクロもひとつも見当たらない綺麗な白い肉塊に、透き通ったアクリル製の定規が当てられた。
ピタ、ピタ……。
左側の丘に軽く触れると、
ふる……ふる……ふる……。
弾力のある美尻はそれだけで震えてしまう。ぴっちりと密着させられた両腿にはミリ単位の隙間もなくて、向こう側の景色は見えない。その上にある左の尻たぶだけを揺らされたせいで、均整の取れたハミケツが描く円弧がわずかに歪む。
完璧な美がほんの少しだけ崩れた状態というのは、全く綻びがないよりも一層美しいと感じられるものだ。微かに波打つハミ肉は、この美しい芸術が彫刻などではなく若い生身の女性であることも示してみせた。震える美肌はこれから始まる最高のショーへのアペリティフだ。
「あなたには手加減しませんからね……」
ナツメロは定規を離すと、いったん先輩の後ろを横切って右サイドに回り込む。そして再び定規の端をお尻に向けた。
アペリティフを楽しんだ次は前菜、オードブルだ。今度は右のハミケツが狙われる。はみ出しているお肉の下側に定規の角が差し込まれ、溝に沿って外から中心方向へとジリジリとなぞられる。
お尻叩きとは関係のない動きに、高穂先輩の腰が条件反射で跳ねた。ナツメロの思うつぼだった。
(なんて陰険……ッ! そんな意地悪しないで、早く叩けばいいでしょ!)
これは明らかな嫌がらせだ。私たちは次々と叩かれた。でも最後の高穂先輩だけは、わざとネチネチと嫌みを言って時間を無駄にしている。つまり、みんなが注目しているのがわかっていて、わざといたぶっているのだ。
島田先生は本当にこういうやり方が好き。相手が嫌がることをたっぷりとやる悪魔。でも、この状況で高穂先輩に出来ることは何もない。ナツメロが満足するまで、ただ我慢するしかない。
定規の目盛が付いている側は、線を引きやすいように斜めにカットされている。その鋭利なエッジをハミケツに挟ませるようにして、切っ先が太腿とお尻の境界線をえぐっていく。
3cm……4cm……5cm……。
刻まれた目盛が女尻への侵攻度合いを淡々と指し示す。アクリルの先端がお尻の割れ目に向かって奥へと近づくにつれて、さすがに高穂先輩がもぞもぞとしはじめる。その結果、右の尻ほっぺは細かく振動して、左側とはまた違った揺れ具合を披露してみせた。
ハミ尻をすっかりトレースし終わったナツメロは、三度、定規の持ち方を変えた。今度はフェンシングをする時のような構えだ。右尻に対してほぼ直角に向けられたアクリルの尖った角が、音もなくすっと押し出されて白磁のような肌に突き立てられた。
ぷにっ。
定規の角が突き刺さって、丸い肉布団に可愛いえくぼが出来た。軽く押しつけるだけで離されるが、またすぐに別の場所が狙われる。
ツン、ツン。
ふにっ、ぷにっ。
肉の詰まった瑞々しいヒップは、この程度の攻撃では傷つくことはなかったが、ゼリーのように弾力に富んでいるせいで、またまた異なる震えを見せた。
「生地の厚いブルマと違って、こんな薄いパンティーではお尻を守ってくれないわよ。覚悟しなさい」
何度かお尻を弄んだナツメロが定規を押し出す角度を変えた。お尻に対して水平に近い方向から突き出されたそれは、肌にめり込んでいるパンティーラインの下に滑り込まされる。
傾斜している面から差し込まれたため、いとも簡単にショーツとお尻の間に潜り込んでしまう。
「どうせ痛みを軽減する効果がないんだから、肌が剥き出しになっていても同じよね?」
歌うように話しかける島田先生の手が左に移動した。
ぐいっ。
定規がテコのように起き上がったことで下着の端が持ち上げられてしまい、生地がぺろんと捲り上がる。
「えっ……?」
高穂先輩が戸惑うのと同時に、差し込まれた定規が上に向かって移動し始める。最も肉付きが良いお尻の下側、割れ目の近くからずらされていく定規は、ショーツの端をどんどんと捲っていってしまう。
「やっ、やめてください……!」
ようやく教師の意図を悟った高穂先輩が狼狽える。チラチラと後ろを振り返ってナツメロに懇願するが、抵抗らしい抵抗も出来ないほどあっという間にショーツを深く食い込まされてしまい、右側のお尻はほぼ丸出しになってしまった。
スポーツ用のサポーターは極小の布地を引っ張り上げるようにして穿き込む作りになっている。U字形になったバックスタイルの丸い部分は、高くなったヒップのボリュームで広げられているのだ。
そこを内側へと捲り上げられてしまうと、生地の収縮する力も手伝って、ショーツはあっさり臀裂の谷間へと食い込んでしまう。
一度そうなるともう強引に指で引っ張って直しでもしないかぎり元には戻らない。Uのシルエットは、Vを通り越して、一気にTへと逆形に変貌するのだ。
片側だけが露出したアンバランスさは、さらに悪い方向へと修正される運命にあった。ナツメロが右から左に位置を変える。後ろを伺う高穂先輩の首が逆向きに反転するより速く、左のショーツに定規が差し込まれてしまう。
「待ってください、先生っ」
副会長が本気で慌てだした時には、アクリル板によって高々と持ち上げられて出来たショーツの隙間から、隠されていた素肌がよく見て取れるほどになっていた。
幅がある50cmの定規だったが、全体が透明であるため視界は極めて良好だ。お尻を遮るような状態になっても向こう側が透けて見えるので、ギャラリーの鑑賞を妨害することはない。
ショーツの端にねじ込まれていても開いた空間からは奥の方までよく見えるし、お尻のど真ん中を打ち付けた時も、打たれた部位がその下で押し潰されている様子がはっきりと見えた。
わずかな目盛の線がなければ、先輩のショーツはまるでひとりでに捲れていくように見えるかもしれない。
「ほとんど丸出しね。これは痛いわよ」
いくらエッチに見えると言っても、下着としてちゃんと機能はしていたサポーターショーツ。しかし、かろうじて肌を覆っていた面をすべて捲られてしまっては、お尻と呼べる部分で見えていない場所は中央の谷間だけになってしまった。
腰の高い位置から細い紐のようになって谷底へと吸い込まれているショーツは、完全にTバック状態だった。
「嫌……ぁ」
高穂先輩も平静を保っていられず、頬を染めて視線を床に落とす。
(ひどいよ……。先輩が……可哀想……)
私は自分も下着姿でいることなど、一瞬忘れて高穂先輩を心配した。その間にも情け容赦のないナツメロによってとどめが刺される。腰の高さで水平真横に差し込まれた50cm定規が、Tバックショーツを串刺しに貫通した状態のまま真上にピンッと跳ね上がった。
きゅん!
「ひっ……!」
白い紐が鋭く谷間を締め上げる。副会長が思わず内腿を引き締める。そのケツがぷりっと緊張して盛り上がる。下着を付けていながらにして、丸剥きの下半身が完成した。
ショーツの押さえ付けを失ったことで豊かなボリュームを取り戻した高穂先輩のヒップは、Tバックの縦紐を完全に飲み込んでいるため、下半分は左右の肉丘がくっつくほどになっていた。見た目は裸の生尻そのものだ。
腰から足首にかけて浮かび上がった女性特有の美しい菱形のライン。ふくらはぎ、膝、内腿だけでなく、その上の尻肉までもが、ぴっちりとにじり合わせるようにして密着した後ろ姿は、声に出さなくても鹿ノ倉高穂の心境を雄弁に物語っていた。
(はっ、恥ずかしい……!! お願い。見ないでください!)
優等生の気持ちが伝われば伝わるほど、好奇の視線は増えていく。見られたくない女の子が『見ないで』とお願いすればするほど逆効果なのだが、その心理を理解するには高校生という年齢は若すぎた。
ふる、ふる……ぷる。
ナツメロにはどこも触られていなくても、またも美尻が妖艶に揺れ始める。全校生徒から視姦される高穂先輩が恥辱に耐えかねて打ち震え、自ら揺すってしまっているのだ。
ブルマすら恥ずかしいと訴えた美女は、その問題点の象徴も言える恥部を晒して辱められることで、自らが問われている罪の重さを痛感させられた。
と同時に聡明な彼女は、剥き出しになった下半身と足首に絡まっているブルマが、敵意を持った男子生徒たちの溜飲を下げる役目を果たしていることもよくわかっていた。
(私が……。私が罰を受ければ、みんな許してもらえる。そうだ、私が、頑張らなくては……!)
恥ずかしさの中にも使命感を見いだした副会長の目は、それでもまだ輝きを失ってはいない。
(7)
メインディッシュはまだこれからだ。お尻が丸見えになったことで、待ちに待ったクライマックスへと館内の熱気が高まる。
汚れも歪みもない丸い芸術品。美しく整えられた品を目にすると、なぜかそれを壊したくなるから不思議だ。真っ白い壁があると思い切り落書きをしたくなる。まん丸の紙風船をつい叩きつぶしたくなる。
目の前にある白くて丸いお尻は、今から打たれて、ひしゃげて、腫れ上がるためにさらけ出されているのだ。傷ひとつない肉のキャンバスにどんな刻印が施されるのか。落書きや風船割りとは比較にならないほどのカタストロフィーを味わうことが出来るのは確実だった。
ヒタ。ヒタ。ヒタ。
これまでに八人の女子高生に恥罰を与えてきた透明の定規が、とうとう極上の受刑者の肌を撫で摩り始めた。もはやお尻のどの部分を打たれたとしても、100%すべての打撃が生肌に直接当たることが、高穂先輩にもよくわかっているようだった。
「回数は大きな声で言うこと。聞こえなかったらやり直しよ」
ナツメロの宣告。その数秒後にショーは突如開幕した。
「…………返事は!?」
受刑者から何の応えもないことに、ヒステリックな怒号が飛んだ。先輩がしまったと思った時には遅かった。フルスイングされたアクリル板がヒップの真ん中に綺麗に炸裂した。
バチーン!
肉の壁に衝突した定規全体が勢い余ってしなる。高く盛り上がった最も肉厚のある位置にめり込んだ板は、柔らかい尻肉を上下に割って一文字の型を刻みつける。ビリビリと空気まで振動するような重たい打撃を受けて、高穂先輩のお尻はぶりんぶりんと震え狂った。
「あんッ!」
まだ正式な一回目すらカウントされない初っ端から、副会長は優等生に相応しい可憐な声で歌った。あの鹿ノ倉高穂はいったいどんな悲鳴をあげるのだろうか。良い意味でその予想を裏切られた男の子も多かったのではないか。
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