投稿作品集 > 体育教師奈津子 紅葉前線拡大中 p.02

このストーリーは、bbs にて、かっちゃん 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は かっちゃん 氏にあります。

(ご案内)
この作品は『体育教師奈津子 秋のイベント パレード』のアナザーストーリーとなっております。



背筋の様子をみて、適時、指導を入れていく俺。

「おぉ~。3年生の佐々木碧じゃないか」

俺は、心の中で、玩具をみつけた少年のようにはしゃぎ、歓喜の声を上げてしまった。碧は、お嬢様特有のおとぼけキャラの持った、可愛い娘だ。

体もいい体をしていて、肌はシルクのように白くきめ細かく、身体は細くも柔らかいクビレのカーブを描ている。その体の線に不釣りないなほど豊かなバストやヒップをもっている。

俺の好みであると言ってよい。俺は、入学当初から目をつけ、1年生の頃から、何度もお尻を叩いて、躾をしてきた。今ではすっかり、俺の言い付けには、比較的従順に従ってくれ、健気に頑張ってくれる。

何度も俺のストレスを発散させてもらった、いや、俺は、碧にいい生徒となってもらうために指導としてきたのだ。今日も、碧に躾をさせて、もらおうではないか。俺の胸は、高ぶる。


さっそく俺は、背筋をしている佐々木碧の所に行き、

「こら、上半身が上がっていないぞ!」

と少し怒ったような声を出し、喉元に竹刀を突き付けてやった。上目使いで俺をみると、苦しそうに身体をそらし、上半身をあげる碧。

背筋で大きく身体をそらしたがために、形の良いお椀型の大きな胸が、補正されることなく前に飛び出ている。

しかも、胸のあたりの水着の布が引っ張られ、二つのお椀の先についている突起物も、うっすらと浮かび上がっている。極限にまで上体を反った今、二つの大きなお椀は、水着を破り、零れ落ちそうである。

その時、正規部員が近づき、俺と眼が合った。正規部員が、次の瞬間、することは分っている。予想通り、

「ほら、倉内先生が、もっと体を起せって言ってんだろうが!」

と髪を乱暴に掴み、更に上半身を反らせ、碧の耳もとで、怒鳴り上げる正規部員。


「うぅぅぅ!」

かわいい顔が苦痛にゆがみ、身体がさらに反られる碧。俺は、碧達に罪悪感を感じないわけではないが、何時もこうやって俺の楽しみを増幅してくれる正規部員は、ある意味で最高の生徒である。

こんな屈辱的なしごきを受けているのに、健気に上体を起こす碧。本当に、いとおしい。

しかし、俺は、喉元の竹刀を下ろさない。碧は、俺の顔を、上目使いでうるうるとした子犬のような眼で、みつめてくる。それは、俺の被虐心をかきたてるだけなのだが、それが分るほど碧は男の経験がないのだろう。どう甚振ってやろうか、俺の心は、高ぶるばかりだ。

30秒ほど経っただろうか、碧の顔が、茹でダコのように赤くなり、滝のように汗が滴り落ちてきた。

「碧、がんば!」

他の臨時部員の励ましの声も聞こえる。今年のバトン部の団結力は強そうだ。まぁ、夏休みに、電話ボックスに24人を閉じ込めて、お互いを舐めあわせたりしたからな。まぁ、俺も、十分に楽しませてもらっているのだが……。


碧は、歯を食いしばり、身体をピクピクと痙攣させ、そろそろ限界に近付いている様子を表し始めた。

「もっと身体を起せるだろうが!」

冷酷にも、碧に負荷をかける俺。碧は、歯を食いしばり、眼をギュときつく締め、渾身の力を絞るようにして、上半身を上げる。

「よし、それぐらい、毎回、上体を上げるように!」

と言って、喉もとの竹刀を下げる俺。

「ありがとうございます」

というと、うつ伏せに倒れるように脱力する碧。苦しそうに、肩でハァハァと息をしている。滝のような汗も、相変わらず吹き出して、スクール水着に舐め交わしい皺が寄っている。碧が、息をするたびに、その皺も動いて、その様子はまるで、生き物のようだ。


まったく、これを、無視しては、他の臨時部員に示しがつかないではないか。いつもいいところで、碧は、指導をさせてくれる。

「なんだ! 碧。根性がないじゃないか。そんな甘えた気持ちで、いいと思っているのか!」

碧の横に立ち、体育館中に響くような声で、怒鳴りつけやる俺。その声に、反応し、背筋のポーズをとる碧。しかし、それは、俺の被虐心を揺さぶるだけだ。碧をもっと厳しくしごいてやりたいという、強い気持ちに襲われた。

「じゃ、背筋は100回追加!」

朝から過酷な練習を受けている臨時部員どもには、きついだろうが、指示をしてやった。

「指導! ありがとうございます」

何も有り難くは無いだろうが、俺の指示に返事をする臨時部員たち。碧も、荒く呼吸しながら返事をしていた。


「碧もだぞ!」

気が付くと、碧の柔らかそうな頬を、竹刀の先でつついていた俺。

「ハイ! 背筋100回頑張ります」

弱々しく、身体を起し答える碧。しかし、その声とは裏腹に、背筋がつったのか、勝手にピクピクとしている。これでは、まともに背筋、いや筋トレなどできないだろう。

正規部員にしごきのターゲットにされるだけだ。体育教師としては、休ませるべきだが、今の俺は、碧をキツクしごきたい欲望に支配されている。

それでも、痛々しいほど、

「碧、ドンマイ!」
「後、100回で終わらせるよ!」
「がんばって、いくよ!」

と自らを鼓舞するように、大きな甲高い声を出す、碧たち臨時部員。臨時部員たちは、回数を増やした犯人である碧にも、声出しやアイコンタクトで、エールを送っている。碧も、それに答えるように頑張っている。まったく、青臭い風景だ。


その臨時部員に対し、正規部員は、

「ほら、上半身が上がってないよ! このクズ!」
「そこのノロマ! もっと早く腹筋しろ!」

と罵声を浴びせていた。

その後も、巡回を続ける俺。俺の目前で、正規部員から、指導と称し、しごきというか、甚振りを加えられる臨時部員たち。特に、碧には、執拗に罵声を浴びせられ、スパンキングも受けている。かわいそうに、碧のお尻は、真赤だ。

観ていると、美少女が、野獣に痛めつけられているかのようだ。実に背徳的だ。つい、俺は、何度も、生唾を飲んでしまった。

また、パイプ椅子に座り、彼女たちを眺める俺。暑いし、なんとも言えない若い女性の汗の臭いが充満しているが、このバトン部の指導はたまらない。誰にも、邪魔させたくないと強く感じた。



俺が、椅子に座ってから、一時間ほどが経ったであろうか。

臨時部員のかけ声とともに、時折、正規部員の罵声とともに、臨時部員の泣く声や悲痛な声も聞こえる。俺を見つめる臨時部員の目線も、俺をにらみつける者から、俺に助けを求める者まで多様で、次にどうしごこうか、妄想を書きたててくれる。また、思春期の娘たちの、汗のにおいも心地よい。

俺は、竹刀を手にすると、巡回を始めた。今は、全員でスクワットをしているようだ。しかも、両手にパイプいすを持ってやらされている。

スクワットをしている臨時部員は、みなつらそうだ。まぁ、体力のない文科系部活や帰宅部の女子生徒が、バトン部の臨時部員に入れられたがために、始発で登校して、三時間以上、ぶっ続けで筋トレや柔軟に励まさせられているのだから……。

もう、フラフラであろう。少し可哀そうな気もするが、この悲壮感が、何とも俺の被虐心を満たすのだ。


「289! 290! 291!」

スクワットをする臨時部員の声というか、叫ぶような声が、体育館に響き渡る。臨時部員は、気合いでスクワットをしているのだろう。

それに、時折、

「このクソ、もっと体をしっかり上げろ!」
「ほら、そんなズルするんんだったら、もう一個、椅子を増やして、スクワットさせようか?」

などと、正規部員が、臨時部員を指導する声が聞こえる。正規部員のそれは、もはや甚振りいや、苛めというべき、行為に俺には見えた。

臨時部員は、シャワーを浴びたかのように汗を垂れ流し、苦しそうだが、健気に頑張っている。臨時部員を後ろから見ると、スクール水着はお尻の割れ目に滑るように引き込まれ、紐パンのようになっている。

スクワットで、股間を開くたびに、その紐パンがずれて、恥ずかしいところや陰毛が、よく見えている子もいる。これを直せないのはつらいだろうが、バトン部では当然ご法度だ。


臨時部員ひとりひとりを見ていくと、正規部員によって紐パンをずらされている臨時部員もいるし、鼻水をたらし泣いている臨時部員、お尻を何度もたたかれ尻が真っ赤に腫れている臨時部員や耳元で罵声を浴びせられている臨時部員もいる。何ともいい光景だ。

さて、碧は、どうしたのだろうか?

俺が知っているだけでも、俺が叱責してやってからも、もう10回以上、正規部員に厳しく注意されている碧。

注意を受けた罰として、多くの臨時部員が両手に1脚ずつパイプいすをもってスクワットをしてる中で、碧は三脚ずつも持たされてる。遠くから見ていても、細い腕やモモが、プルプルと震えているのがわかるほどだ。

全身から吹き出す汗で、髪も水着もビショビショだ。プールから出てきたばかりの少女のような姿になっている。呼吸も、「はぁ! はぁ!」と肩で荒く呼吸している。体力のない碧のことだ、相当につらいであろう。

それでも碧は、歯を食いしばって、必死にスクワットをしようとしている。その顔も、また、かわいく、俺の心を揺さぶってしまい、助けてやりたい気分にもなるのだが……。


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