投稿作品集 > 相撲部の女の子 p.01

このストーリーは、bbs にて、薫 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は 薫 氏にあります。



始めまして、私の名前は大塚恵子と言います。

青森のとある全寮制の高校に入って、部活では相撲をやっているというおデブちゃんです。青森は昔から相撲が盛んな土地で、女子相撲も人気が出てきました。とは言え、江戸時代の女相撲のように色っぽい物じゃありません。

皆さんも見た事があるでしょう。最近はタンクトップのレオタードや、上半身はハーフトップ下半身はショートパンツの上から、まわしを締めて取り組むんです。

しかし、私達の部活では違います。先輩後輩の上下関係が厳しく3年生は神様、2年生になってやっと人間扱いしてもらえます。1年生は私と、もう二人。良野律子と田川香織です。

もちろん、三人とも奴隷、いいえ……それ以下かもしれません。

他の高校でも、相撲部に入ってる女の子は居ると思いますが、ちゃんと女子相撲部が存在してるのは私達の学校くらいでしょう。男子の相撲部に、女の子が数人というのじゃありません。ちゃんと、女子だけで活動している部活なんです。

部室には立派な土俵もあるし、何度も全国大会で優勝しています。3年生になれば、公式戦に出るためのまわしが、部費とは別に支給されるほど優遇されています。私達は大きな期待を掛けられて、日々精進しているんです。


香織も私も名前を呼び捨てですが、律子はヨシノで通ってます。良野と書いてリョウノと読むんだけど、子供の頃からヨシノと呼ばれてたからそう呼んで欲しいと、クラスで自己紹介した時に本人が言いました。

どうやら吉乃と聞こえるように、語尾を下げないで呼ばれたいらしい。

「え~どうして? 可愛いのに」
「嫌いなの、律子って名前。平凡過ぎるしさぁ、ヨシノの方が響きが良いよ」
「そんなこと言ったら、私の恵子なんてもっと平凡じゃない」

そんな会話をしながら夕練の支度をしていた私たちですが、初日から女子相撲部のしごきが待ってました。

朝練では、3年生がジャージ2年生は短パンにTシャツ、私達三人の1年生はスポブラにブルマだったんです。しかし、私達の前に現れた2年生は、なんと上半身裸でオッパイ丸出し……。下半身はブルマの上に褌という格好でした。

「ああ、何? 朝練と同じだと思ってたの」
「アンタ達も褌付けるんだよ。相撲部員なんだから当然でしょ」


そう言って三人の2年生から渡されたのは、手拭いを三枚ほどミシンで縦に縫い合わせて作られた即席の六尺褌でした。しかもブルマやショーツまで脱いで、直に締めろと言うんです。

「そんな……い、嫌です。いくらなんでも酷過ぎます」
「私も嫌っ! だって、そんな格好で相撲なんかしないでしょ」
「そうですよ、いくらなんでも時代錯誤です」

私達が口々に不平を並べると、待ってましたとばかりに雷が落ちました。いえ……雷だけじゃありません。頬がひん曲がるような、強烈な張り手のオマケ付きです。

「甘ったれるんじゃないよっ! これくらいで泣き入れるな馬鹿が」
「何恥ずかしがってんの、そんなんで勝てると思ってんの! 遊びじゃないんだよ」

二人の3年生はハーフトップにショートパンツで、上からまわしを付けた、試合に出るような格好です。学年によって練習着に差をつけられるのは、スポーツ校なので仕方ありませんが、ここまで落差が大きいと情けなくなります。


その日の夕練は、手拭い褌の締め方の講習会になってしまいました。

「よぉし、三人共ひとりで締められるようになったな」
「ついて来い、イイモン見せてやるよ」

私達が連れて行かれたのは、校庭のグランドでした。

ソコにはソフトボール部の1年生が、全裸で走っている悲惨な姿がありました。時間は、午後の9時近くになっていたでしょうか。夜間照明が灯されており、近くではまだ野球部も練習しています。

「ファイッ! お~……ファイッ! おーっ……ファイッ! お~……」

遠くから見ても、顔を真っ赤に染めて走っているのが判るんです。ぷるんぷるんとオッパイを揺らして走る様子は、さぞ野球部員の目を楽しませていたことでしょう。


「まあ、ドコでも1年の待遇なんて似たようなもんだよ」
「んじゃあ、次は体育館に行こうかぁ」

体育館でしごかれていたのは、女子バレー部の1年生でした。やはり全裸で、フラフラになりながらうさぎ跳びをやらされています。

「しょ、しょ、しょじょじ……證誠寺の庭は、ツンツン月夜だ……みんな出て」

滑稽なのは両手を耳の横に当てて、童謡を歌いながら跳んでる事です。しかし、見た目の可愛らしさは突然、地獄のしごきに変わってしまいました。竹刀でお尻を叩きながら、うさぎ跳びを続ける1年生を追い立てていたのは男子のバレー部員です。

「すいませんっ!! ご指導お願いします!!」
「「「「お願いしま~~すっ」」」

うさぎ跳びが続けられなくなって潰れると、その潰れた子が一番先に男子部員に駆け寄って大声で謝ります。そして直ぐに後ろを向いて、お尻を突き出しました。すると他の子も、次々に隣に並んでお尻を突き出すんです。


連帯責任なんでしょう。全員がお尻を突き出して声を揃えると、端から順に男子部員が竹刀で打ち据えて行きました。

バシッ!! バシッ!! パシ~ッ!! バシンッ!!

「ありがとうございます!!」
「ありがとうございますっ!」
「ありがとうございますッ」
「ありがとうございますう~」

14人もの女の子が次々にお尻を竹刀で叩かれて、お礼の言葉を絶叫させられている光景は、いたたまれなくて見ていられません。


逃げるように体育館から出た私達は、男子相撲部へ挨拶に行かさました。

「女子相撲部1年、褌かつぎの大塚恵子です。よろしくお願いします」
「女子相撲部1年、褌かつぎの良野律子です。よろしくお願いします」
「女子相撲部1年、褌かつぎの田川香織です。よろしくお願いします」

「三人とも、躾は出来てるみたいだな」

恥かしい手拭い褌の姿のまま、直立不動になって大声を出します。続けざまに、強烈なしごきを見せられた直後なので当然です。これで寮に帰れると思っていた私達は、褒められたと思ってました。

「ヨシ! それじゃあ、早速やってもらおうか」

「え? やるって、何をやるんですか」

「おいおい、自分で締められるようになったんだろうが」
「ここでやって見せろ!! って言ってんだよ」

「そ……そんな。無理です」
「って言うか……出来ませんそんな事」
「ゆ、許して下さい。これでも恥かしくて死にそうなんです」


なんと男子部員は、私達に手拭い褌を外して締め直し、一人で締められるようになった事を証明しろと言ったんです。躾が出来ているというのは、つまりそういう意味でした。確かに、自分で褌を締められないのでは、相撲部員として失格です。

あまりに嫌がったものだから、私達は男子部員を相手に稽古をさせられる事になってしまいました。

「きゃああ、、、ダメぇえ」
「や、ヤダやだ。そんなに持ち上げたら」
「ひいっ!! 許して、もう許して下さい」

自分で締められるようになったといっても、手荒な稽古に手拭い褌は直ぐに緩んでしまいます。柔らかい手拭い褌は、必要以上にグイグイ引きつけられて、大事な所を隠すにはとても役には立ちません。ユルユルになって、女の子の割れ目が完全に見えてしまっています。

結局、私達は泣く泣く褌を外さなくてはならなくなったんです。諦めて手拭い褌を締め直すと、両端を握って持ち上げられました。覚えたばかりなので、すぐに緩くなってしまいやり直しです。


外しては締め直し、チェックされてはダメ出しをされ、また外します。恥かしがると、大きな手でお尻を叩かれて、多少のことでは緩まない褌の締め方を教え込まれたんです。

(例え手拭い褌でも、ちゃんと締められなくて何が相撲部員だッ!!)

と説教されては、納得して恥かしさを堪え頑張るしかありません。この夜、私達が寮に帰されたのは深夜でした……。

全寮制のスポーツ校というのが、いかに恐ろしい所か判りますか。すぐ近くに寝泊りする場所があるので、普通なら帰宅時間に当てる時間も練習に使えるんです。言い換えれば、それは1年生にとってしごき地獄を意味しています。

例えグランドに夜間照明が灯っていたとしても、学校の敷地内には学生寮が建っているので、外からは気づき難くなっているんです。まるで、グランドで行われる羞恥罰の様子を隠蔽するかのように……。


それに学生寮の外には、フェンスが張ってあって警備員が見回りをしています。悪意を持って設計されたとしか思えません。

表向きは生徒の安全を図るためですが、夜になればその警備員が鼻の下を伸ばして、校内を見回りに来るんです。フェンスがあるんだから、外を見回っていればいいハズなのに……。全寮制の学校では、警備員までが羞恥罰を与える鬼でした。

朝練はブルマにスポブラですが、夕練は手拭い褌だけのほぼ全裸です。そんな格好で、まだ明るい内からグランドを走るのは辛いです。ソフトボール部の子が、どんな思いで走っていたか身に染みて判ります。

私達の場合、ただ走るだけでは筋力が付かないので、タイヤを引いて走ったり砂袋を担いで走るんです。うさぎ跳び、スクワット、腕立て等、つねに付加を掛けて行うので、いつも肩で息をして汗だくになってしまいます。

吸収性が良いタオル地の手拭い褌は、汗を吸ってすぐ紐状になってしまうので、盛大に陰毛がはみ出して全裸で練習しているのと変わりません。むしろ全裸より恥かしい、といった状態です。


しごきの監視役は、いつも他の部活の先輩に任されていました。女子相撲部の先輩は何をしてるかというと、交代でちゃんこ作りとぶつかり稽古です。

いつも、夜の8時くらいに全員で食べるんですが、40人前は作ります。そして食べ残した分を、男子相撲部におすそ分けとして届けるのです。食べ残しと言ってもほんの少しで、大きな鍋に二杯くらい、八人でそれだけしか残らないんだから、私達の食欲がどれくらい凄いか想像できるでしょう。

男子相撲部にしても、同じような大食漢揃いです。しかも16人居ます。本当に「おすそ分け」なんですが、届けるのは私達の役目。もう判ったでしょう。ちゃんこを届けた私達は、ついでに稽古を付けられる羽目になります。

三人のうち二人が鍋をひとつずつ持って、男子相撲部まで出稽古に行っているようなものです。

「おう、帰る前に締め直していかんかい」
「そんな成りじゃ恥かしいだろうが」

稽古といっても、男子にしてみれば遊びでしかありません。帰る時は初日と同じように、すっかり緩んでしまって、秘所を隠す役目を果たさなくなった褌を外して締め直します。男子部員はそれを狙って、手拭い褌をグイグイ引き付けたりして振り回すんです。


残った一人は、もっと悲惨な目にあいます。股割りの稽古です。柔道の受身と同じで、股割りが出来てないと投げられた時に怪我をするかもしれません。男でも泣き出すつらい稽古ですが、相撲をやるからには避けられない試練……。それが股割りです。

入部してから一ヶ月、私達は交代で男子相撲部にちゃんこを届けては、出稽古をさせられる毎日でした。しかし、男子相撲部で褌を締め直すのは、男の前で褌を外し秘所を晒す度胸を付ける……。という、練習でしかなかったのです。

大勢の男の前で褌を締め直すのに慣れてくると、残った一人は土俵入りの稽古をやらされます。たったひとつ身に着けることを許された、手拭い褌を外して生まれたままの姿で、雲竜型や不知火型といった土俵入りをやるんです。

しかも、私達が全裸土俵入りの稽古を始める時間になると、他の部活から見物にやってきます。見物に来るのは主将やキャプテン、部長や副部長といったトップクラスか、レギュラーを取っている3年生など、部活を仕切っているような幹部クラスの人達です。


初めて全裸土俵入りでしごかれた日は、私とヨシノが出稽古で香織が居残りでした。

私達が部室に戻ってみると、1年生には使わせてもらえないハズの土俵の上で、手拭い褌を外した香織が土俵入りの所作をしています。しかも、部室の中には柔道部とサッカー部、空手部、剣道部、バスケ部の各キャプテンや主将が見物に来ていたんです。

「おう戻ったか、次はお前らの番だぞ。準備しとけ」
「そうビビるなって。女子相撲部じゃ、恒例行事なんだからよ」

すでに、何度も男の前で褌を外した経験がある私達は、驚きもせず、ついさっき締め直したばかりの手拭い褌を外しました。

「女子相撲部1年、大塚恵子です! 処女マンコ見て下さい」
「同じく1年、良野律子のマンコも新品です! どうぞ見て下さい」

「ほぉお、立派な赤貝やの~」
「デブでも女ちゅう事や、ちゃんと付くモン付いとるがな」
「おい、ちゃんと皮剥いて貝柱も見せんかい」

男子の部活、トップクラスや幹部クラスに対する挨拶のやり方で、グッっと腰を突き出して女の子の割れ目を極限まで広げます。片手の指で広げるような、無作法は許されません。実力者の先輩対しては、両手でしっかり広げるのが礼儀なんです。


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