投稿作品集 > 竹原莉歩シリーズ 新・中学生日誌 p.02

このストーリーは、bbs にて、のりぞう 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は のりぞう 氏にあります。



■ 裸で走ろう!! ■

【一】

11月に入って寒くなってきましたね。11月に入ると、私の通っている学校では、少し変わった行事が始まります。

それは、『体育の時間は全員裸で健康増進』をスローガンに、体育の授業は全員上半身裸で授業を受けるのです。全員と言う事は、男子も女子も関係なくっていう意味ですよ。

いや~、これがとってもこっぱ恥ずかしいのですよ。なんせ、男子の見ている前でオッパイをさらけ出さないといけないのですよ。

特に、私のオッパイなんて、私から見てもただ大きいだけで、ダラシのない形をしているからとても恥ずかしくてたまりません。

それに比べて、モデル体型の紗英は、胸は大きいし形のいいオッパイをしていて羨ましいぐらいです。陸上部のトップエース、利恵は、身体を鍛えすぎているのか、控えめな胸をしています。

利恵は、「運動するのに胸が邪魔になるから、胸はない方がいいかな」と笑っていましたけど、セパレートタイプのユニフォームを着ると、彼女のバストが小振りながらもとても綺麗な半球を描いているのですよ。

利恵や紗英の胸を見るたびに私は思うのです。オッパイは大きさじゃない。カタチが大切だってことを(笑)



【二】

体育の時間は基本的には男女は別々。でも、たまにですけど、男女が一緒になって授業を受ける事もあるのです。新学期始まって早々の集団行動の時とか、水泳の授業とか、体育大会の練習とか……。

で、今日から私達が受ける授業はマラソンの授業です。三学期始まってすぐに行われる校内マラソン大会に備えて、体育の授業中、ひたすら運動場や学校の周りを走らされるのです。

と言う事は、私たちは男子だけではなく、学校の近くを歩いている町の人達にも、私達のオッパイを見られてしまうって言う訳です。聞いているだけで、とても恥ずかしくなってくるでしょう。

私と紗英は、「恥ずかしいね。嫌だね」と話しているけど、利恵は特に気にする様子もなく、「普段から裸に近い恰好で走っているから、あまり気にならないかな」とアッケラカンとしていました。

確かに、利恵の言うように、陸上部のユニフォームはかなり小さめのビキニショーツとセパレートトップと、見るからにキワドイ格好で走っているから裸に対する慣れはあるかもしれませんね。


私からすれば、そんな利恵が凄いと思ってしまうのですが、そんな彼女よりも上手を行くのが奈緒です。

彼女の頭の中には羞恥心と言うものが無いのか、ブルマ一枚の上半身裸になると、男子の前でわざとオッパイを揺らして、男の子たちの反応を見て楽しんでいるのです。

私、奈緒にいつも訊くのです。「そんな事をして恥ずかしくないの?」と。すると、奈緒はいつもこう答えるのです。「え、私男の子に興味ないから平気だよ。でも、同じことを女の子の前でやれって言われたら、絶対に無理」と。

奈緒は、男子よりも同性の方に異性を感じている様です。だから、男子の前では平然としている彼女ですが、女子の前に行くと恥ずかしそうに胸を隠しているのです。

そんな奈緒の姿を見ていると、とても不思議な気分になってしまうのです。


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