投稿作品集 > あるスパルタ新体操部 本当の仲間って…… p.01

このストーリーは、bbs にて、かっちゃん 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は かっちゃん 氏にあります。



ある全国大会常連の新体操部。スパルタ教育で有名なこの新体操部で、私たち1年生部員八人は、全国大会を目指し、過酷な練習に日々明け暮れています。

―登場人物―

・梨奈 : 1年生部員。私。
・歩美 : 1年生部員のリーダー的な存在。中学時代に全国大会に出場経験あり。可愛い。
・里実 : 1年生部員。歩美の昔からの親友。落ち着いたオトナな雰囲気の美人。

・1年生部員 : 全国大会を目指す八人の女子高生。
・男子中学生 : 新体操部の練習をのぞき見していた七人の男子。
・大谷先輩 : 徹底的に1年生部員をしごく、鬼のような3年生の先輩。


私は、新体操部の1年生部員の梨奈です。毎日、男性でも音を上げそうなぐらいにハードなトレーニングに勤しんでいます。当然、今日の日曜日も、夜明け前からみっちり練習でした。

私たちは、一日、トレーニングや先輩方の雑用に、必死に体を動かし、自らを鼓舞するように大きな声を出しあっていました。そんな日曜も日がどっぷりと暮れ、一日の練習の絞めとして、大谷先輩の厳しい指導を受けながら、肋木腹筋に取り組んでいます。

肋木腹筋とは、過酷な腹筋トレーニングです。肋木(壁に設置された段状の横バー)の一番上にぶら下がり、つま先までしっかりと体を伸ばし、体を一直線にします。

そして、そのまま反動を使わず掴んだバーにつま先がくっつくまで脚を一気に引き上げるのです。腹筋の力だけで、脚を上げ下げしなければなりません。

脚を上げるたびに、焼けるような筋肉の痛みが腹部を襲います。一日の練習で酷使した手や腕からは感覚が既になくなり、ぶら下がっているのもやっとの状況ですが、気力だけで肋木腹筋に勤しんでいます。

周りと見ると、皆、苦しそうな表情を浮かべ、

「91! 92! ……」

などの数える声や互いを鼓舞する、

「ガンバ―」

などの掛け声も、枯れかけています。


シャワーでも浴びたかのようにビショビショに濡れた全身や枯れかけた声、疲れ切った表情、そのどれもが、いかに過酷な練習を受けているのかを物語っています。

特に、中学時代に全国大会で賞を取ったことがある歩美は、両足に10kgずつの重りを付けており、整った可愛い顔を顰めながら、

「ハァッ! ハァッ! ハァッ! ……ッんぐ! ハァッ! ハァッ!」

と激しく息を荒げ、限界に近づいています。それでも、

「そこ! 遅い!!」

と大谷先輩に怒鳴られます。それに、応えるように歩美は、

「うぅぅ……、まぁ、負けないもん……」

と髪を振り乱し、顔中を脂汗と涙そして鼻水でグチャグチャにしながら脚を振り上げています。その姿は、可哀そうというしかない状態です。

しかし、身体の筋肉は、非情にも限界を迎えてしまったようで、次に足先が肋木のバーに付いた瞬間、

「もぉ、もう……だめ。いやぁ~」

ドサァ!!

悲痛な叫び声と共に、歩美の身体が床に落下します。仰向けに倒れ、全身で息をし、遠目にも腕や腹筋がピクピクと震えているのが分かるぐらい、苦しそうな歩美。


そんな歩美を見ていると、私は胸が締め付けられそうになります。それは、先ほどの休憩時間に歩美が、フラフラになっていた私に、自分の水を分けてくれながら、

「もうちょいだからさ。いっしょに頑張ろう!」

って、励ましてくれたからです。でも、それは、私たちを指導してくださる大谷先輩の癪に触ってしまったようで、

「あんた、人に水をあげる余裕があるんだ。これあげるね」

と、10kgの重りを、両足首に一個ずつ付けられてしまったのです。歩美は、足に重りを付けられながらも、

「ありがとうございます」

と、健気にお礼を言っていました。申し訳なさそうにする私に、

「大変だけど、一緒に頑張ろう」

って、微笑んでくれた歩美の表情が忘れられません。

入部から今まで歩美は、技能も身体能力も頑張りも気配りも一番なのに、いつも一番厳しく罰せられてきました。それに引き換え私は……。歩美が、今、苦しんでいるのは、私のせいです。強い自己嫌悪感が、私を襲ってきます。


大谷先輩は、怒りの形相で、グッタリとしている歩美に近づくと、

「おい! 肋木に戻れ!」

と腹を足先でこつきます。立ちあがると、懸命に肋木を登ろうとしますが、無情にも、歩美は腕に力が入らないようです。ビクビクと腕が震え、すぐに落下してしまいます。

歩美は、全身にシャワーを浴びたかのように汗を流し、苦しそうに全身で息をし、床に倒れたまま、

「力が入らない……。もう、しゅこしぃ……。もう少しまってくだしゃい」

と、息も絶え絶えに、懇願します。しかし、大谷先輩は、鬼です。いたわる事もなく、汗だくの髪を鷲掴みにして、歩美を立たせると、

「ねぇ、あんた、肋木に登れないふりをして、サボろうとしているよね?」
「これぐらいで、ヘタル、クズは要らないんだけど。早く退部しろ!」

などと、冷たい言葉を浴びせながら、頬にビンタを浴びせます。

大谷先輩の手が歩美の頬を打つたびに、パン! パン! となんとも痛々しい打撃音が体育館に響きます。顔が大きく揺さぶられ、頬に真っ赤な手形がつき、レオタードごしに歩美の乳房がプルンと震えます。

あまりのビンタの衝撃の強さに、私は怖くなってきます。時折、発せられる、

「きゃぁ! ごめんなさい。しゅいません!」
「ゆるしてぇくだしゃい。がんばりぃましゅ!」

という、何とも形容しがたい、歩美の悲痛な叫び声が、痛々しく体育館に木霊します。


ビンタが終わると、歩美は、大粒の涙をポロポロとこぼしながら、

「ご指導、ありがとうございます。練習、頑張ります」

と大谷先輩にお礼を言い、

「練習の邪魔をしてゴメン」

と1年生部員に謝りを入れます。可愛い顔はビンタで真っ赤です。しかし、大谷先輩は、限界で追い込むほど成長できると妄信している、練習の鬼です。歩美に対し、

「やっぱり、登れないのは、演技だったんだよね。そうじゃなきゃ、あんな大きな声で、叫べるわけないし。さっと練習に戻りな!」

と言い放ち、とりつく島もありません。これまでも今も、歩美は、必死に頑張っているのに、それ以上なんて……。そんなの出来っこありません。

肋木にもたれ掛かるように立ち上がり、肋木を昇りはじめる歩美には、自然と、

「もうちょっとだよ。歩美!」
「あーちゃん、ドンマイ、くじけちゃダメ!」
「歩美。みんな、応援しているよ!!」

1年生部員の口から次々に励ましの声が出されます。私も、いつの間にか、

「歩美! ガンバ!」

と励ましの声を出していました。みんな限界に近いのに……。


そんな私たちを、大谷先輩は、

「ほんと、あんたたち、助け合うのが好きね。そんなに好きなら、次に肋木から落ちたら、1年生部員の連帯責任ね」

と追い詰め、更に、

「歩美、ちょっと待ちな!」

と肋木を登り始めようとする歩美を止めさせると、

「あんた、さっきサボっていたから、これプレゼントにあげるわ」

と、甚振りの言葉を浴びせながら、二つの10kgの重りを手に歩美に近づきます。先輩は、歩美の両足首に重りを装着すると、歩美に、

「プレゼントがもらえてよかったね。落ちないか、マジ、たのしみ~」

と嬉しそうに肩を叩いていました。

先ほどの重りも含め、片足首で20kg、両足首で40kgもの重りが装着されています。体力的に限界寸前の歩美にとっては、とても耐えられるような重さではありません。

歩美は、直ぐにでも重りを脱ぎ棄てて、休みたいでしょう。でも、この新体操部を辞めない限りはそれはできません。歩美は、悲しそうに1年生部員全員の顔を見ると、

「ぜぇ、ぜぃったい、ふっきん、がんばぁります!」

と涙声で叫び、汗をタラタラと流し、ハァハァと全身で息をしながら、肋木にもたれるように登ろうとします。


両足首に計40㎏もの重りを装着し肋木を登る歩美は、痛々しいという言葉しか浮かんできません。現に歩美は、肋木のバーを掴むことすら辛いようで、ピクピクと腕が震えている様子です。

「まぁ、まけないもん……。歩美、がぁんばる……、頑張るから……。うぅぅ……」

と呟き、力を込めて肋木腹筋の体勢を取った瞬間。無情にも、腕の筋肉が攣ってしまいます。

「なぁんで、いやぁだぁ~」

と、悲鳴をあげながら、ドッスン! と落下し、床面に叩きつけられる歩美。今度は、受け身の姿勢さえも取れず床に落下し、相当に痛そうです。

ピィ!

「1年生部員集合!」

歩美が落ちると同時に、大谷先輩が笛を吹き、号令をかけます。その声に、私たち1年生部員は、肋木から降り、歩美と向かい合わせで整列します。

歩美は、痙攣している腕を庇い、シクシクと大粒の涙を流し、力なく床にひれ伏しています。大谷先輩は、怒りのこもった鋭い視線で、歩美をみています。どんな罰を歩美は受けることになるのか、想像するのもはばかられます。

可哀そうと言うほかなく、直ぐにも駆け寄って、助けてあげたいですが、練習中、勝手なことはできません。大谷先輩は、悲壮な表情を浮かべる歩美の顔を覗き込むと、

「あぁ~あ、またサボリ? さぁ、どんな連帯罰を受けてもらおうかしら!?」

と甚振ります。


「せぇんぱぁい……。れぇんたぁいしぇきんにんは、ゆるしてくだぁさい」

必死に上半身を起こしながら、連帯責任の免除を、泣きながら懇願する歩美。私は、こんな苦しい状態になっても他人への罰を心配してくれる歩美に、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

大谷先輩は、ゾッとするような冷たい笑みを浮かべると、

「ふぅ~ん。あんた、他人を庇う余力があるんだね。やっぱり、練習に集中しないサボりだね。今から、あんたに素敵な罰を準備してあげるわ」
「じゃ、立って、大切な仲間と、一緒の列に並んで、待って居なさい。ホント素敵な罰だから、あんたたちがどう罰で苦しむのか、マジで楽しみだわ」

と残虐な言葉を吐きつけると、体育館から出ていきます。フラフラと立ち上がると、

「みんな、ごめん。ホントごぉめん」

と謝って、整列する歩美。どんな罰が待っているのか、恐怖におびえながら、重苦しい空気が流れます。

10分ほど経った頃でしょうか、ガラガラと突然に、体育館の扉が開くと、大谷先輩とともに見覚えのない男子中学生七人が、入ってきます。

突然の男子に、

「きゃ!」
「いやぁ!」

と、私たち1年生部員は、とっさに、驚愕の声を上げ、体を隠そうとします。なぜなら、私たちが身に着けているレオタードが、裸同然で恥ずかしいモノだからです。


そのレオタードとは、ピチッと締め付けるかのように密着した小さなサイズで、濃紺の薄い生地のものです。汗で濡れた濃紺の生地は、身体にはりつき、ヘソはおろか、乳首の起伏も、股間の舟型も、浮き上がって丸わかりとなっています。

また、レオタードが小さい上に、練習中に喰い込みを直すことを禁じられているため、みな股間のクレパスにレオタードが喰いこませています。中には、外性器の一部やアナルの際どい皺の端が見えている部員もいます。

身体の大切な部分を隠すという機能を失っていると言っても過言ではありません。いや、大切な部分が、浮き出たりはみ出ることで、強調されるような形となり、全裸よりも恥ずかしい状態になっているとすら言えます。

しかし、そんな恥ずかしがる事等、大谷先輩に取っては、サボリと同等のことであり、許されざることです。

「あなた達、何を言っているの!!! 新体操なんて、見られてナンボのものでしょうが!!!!」

と怒鳴ったかと思うと、とっさに胸を隠した部員に、

「まぁ、そんな隠す力が、残っていたら、もっと真面目に練習しろ!!!!」

と、見せしめの様に往復ビンタが加えられます。

わたしは、隠せませんでしたが、年下の男子になど絶対に見せたくない姿です。しかも、この男子中学生は、新体操部員の練習風景をのぞき見をしていた卑猥な輩らしいのです。

なぜこんな男子に罰を受けなければならないのか、激しい屈辱感に襲われます。


大谷先輩は、歩美の横に立つと、羞恥心を煽るように、

「素敵な罰を準備してきたわ。男子中学生たちが、あなた達の汚いお尻を一人20発ずつ叩いて下さるって。よかったわね~」
「中学生たち、年上の馬鹿な女子ばかりだけど、誰を叩きたいのか選んでちょうだい。ただし、ここにいる歩美には、一番の罰を準備しているから、歩美以外でね」

と、笑いながら、最悪の刑を宣告します。その言葉に、男子中学生たちは、

「おーっ、マジ得した」
「ちょ……すっげ~。乳首まるかわりじゃん。吸い付きてぇ~」
「おいおい、こいつみてみろよ。マンコ、見えそうだぞ!」

などと下品な事を吐きながら、ヘラヘラとエッチな笑みを浮かべ、私たち1年生部員を物色し値踏みするかのように、みてきます。

私の身体は、かっと熱くなり、恥ずかしさで真っ赤になっていきます。ある1年生部員は、股の下から凝視され、何度もお尻や胸を揉みしだかれますが、抵抗などできません。

人気のある1年生部員は、誰がお尻を叩くのか、じゃんけんをして決められていました。男子中学生にとって、私たちは性欲のはけ口となる玩具でしかなく、完全にモノの様に扱われています。

私にも、お尻叩き役の男子中学生が決まったらしく、

「おれ、こいつに決めた」
「えへへ、思い出に残るように、お尻を叩いてあげるね」
「うぁ~、お前の股間、汗でベタベタじゃん。くっさぁ!」

等と、お尻を乱暴に揉まれながら、最悪な言葉を吐きかけられます。


年下の男子にお尻を叩かれるなんて、屈辱以外の何物でもありません。ホント、すぐにでも逃げ出したい。拘束されているわけじゃないんだから、せめて恥ずかしい部分だけでも隠したい……。

しかし、そんなことをすれば退部となり、新体操選手としては終わりです。幼稚園から頑張って、やっと全国大会が見えてきたのに、辞めるなんて、私にはできそうにありません。

次々と、歩美以外の1年生部員全員に、お尻叩き役の男子中学生が決まっていきます。私たち1年生部員は、卑猥な言葉を吐かれ、触られ、貶められ、最悪な気分になっていきます。

でも、一番可哀そうだったのは歩美です。自責の念からか目をウルウルとさせている歩美は、同性の私から見ても可愛く、当然、男子中学生からも人気がありました。

中学生がジロジロとみていると、先輩は、

「さっきも言ったけど、この馬鹿(歩美のこと)には、一番素敵な罰を用意してあるから、選べないんだよね。あなた達は、他の子に選んであげてくれる?」
「歩美、あんたには、素敵な罰を考えといてあげたから、楽しみだね」

と甚振っていました。男子中学生も、

「こいつ可愛いのに、叩けないってマジで残念」
「でも、素敵な罰って、ぜったいエロイぜ! 早くみてぇ~」
「清楚そうだから、ぶっ倒れるまでぶちこみてぇ~」

と、女子に言っていいとは思えないような言葉を吐いていきます。


「えっ!? あなた達には、このバカが、可愛くて、真面目そうにみえるの?」

と、大谷先輩は、オーバーなほどのリアクションで、中学生に尋ねます。中学生は、

「うん」

と答えます。大谷先輩は、笑いながら、

「そうよね、この子、可愛くて真面目そうに見えるよね。でもね。ホントは、凄く淫乱なの。証拠を見せてあげるわ」

というと、歩美の胸の前で、両手に人差し指と親指で丸い輪を作ってみせます。歩美は、何をされるのか、わかったのでしょう。

「いぃ、いやぁ……」

と、恐怖に顔をこわばらせ、頭をはげしく横に振ります。しかし、大谷先輩は完全に無視です。レオタードに薄らと浮き出た乳首を人差し指と親指で抓みあげると、指の腹でゆっくりと揉まれていきます。

緩急をつけ、卑猥な動きをする先輩の指。口をぎゅと閉じ合わせ、耐える歩美。しかし、歩美の意志に関係なく、乳首がむくむくと勃起し、口から、

「うぅ……、あぁ、あ~ん」
「先輩、だぁ、だめぇ……」

と、エッチな声が漏れてきます。


数分で、大谷先輩の乳首へのマッサージは終わりましたが、乳首が可哀そうなぐらいに勃起している様子が、遠目からでも分かります。レオタードを着ていることすら、辛そうです。

羞恥心をボロボロにするかのように、大谷先輩は、

「中学生たち、歩美の胸を触ってごらんよ」

「マジで、いいんすか?」

「勿論よ。汗臭い汚い胸だけど、好きなだけ触っていいわよ」

「さいこ~。じゃ、どっちから触ろっかな?」

と、中学生が、歩美の胸に触ることを許可してしまいました。母親以外の胸を触ったことはおろか見たこともないくせに、性的な興味関心は強い男子中学生たちです。目で必死に助けを求める歩美など完全に無視して、次々に手を伸ばしてきます。

歩美の全身を、意図しないヤスリをかけられるような鋭い電流が駆け巡り、

「いたぁい! やぁ~ん。やだぁ~」
「あうっ、あっ! さわっちゃ、いやぁ! おねぇがい。やめてッ!」

と黄色い声をあげる歩美。年下の名前もしらない男子に、学校で体を弄ばれるなんて、あまりの屈辱です。

座り込み男子たちの手から離れようとしますが、大谷先輩は、

「ホントは嬉しいのに、正直じゃないな~。中学生たちに、もぉ~と気持ちよくしてもらおうね~」

と微笑みながら、髪を鷲づかみにして、座れなくしてしまいます。


「うぅ……、はなちぃてぇ~。あぁ~ん」
「……いやぁ、あぁ、むフぁ~んんッ! やめぇてぇ……」
「うぅふぅ~ん。きゃん、いやぁ~ん!!」

力加減などせずに欲望のままに、勃起した乳首を摘み、弾き、押し潰す中学生たち。

歩美は、苦痛と快楽、屈辱と悦楽が同時に襲ってくる何とも言えない感覚に、ただただ叫び声をあげ、踊り狂うしかありません。歩美の上半身は、文字どおりもみくちゃです。さらに、

「モロ立ち。マジでコリコリだね」
「すげぇ、こんな美人なのにホント変態じゃん」
「この状況で感じるって、どれだけドMなんだよ」
「ビンビンで、痛そうだねぇ。でも抓んじゃえ」

と、年下に卑猥な言葉を吐かれながら、歩美は精神的にもボロボロになっていきます。歩美は、

「んああっ! そぉんなぁのぉ、だめぇ~。おねぇがいだから……」
「ああ~ん、いたぁ~い! ちぃぎれるっ。うぅ……やぁ~ん」

と泣き叫びながら、

「ごぉごめんなさい。もぉやめてぇ! ゆるしてぃ~」

と、年下の中学生に懇願していました。どれだけの屈辱か……。私たち1年生部員は、歩美の悲惨な状況にどれほど恐ろしい罰を受けるのかと、身をすくませ、何人かはすすり泣いています。


やっと中学生の手から解放された歩美は、いつのまにかレオタードの肩ひもがずれ落ち、揉まれて真っ赤になった乳房も、ピンク色の可愛い乳輪も、痛々しいほど隆起しツンとそそり立つ乳首も丸見えです。

歩美は、出ている胸を手で隠そうとしますが、

「ほら、手は頭の後ろ。新体操部員は、見てもらってナンボのモンでしょ。なんなら、部員全員、レオタードを脱いでもいいんだよ」

と言われてします。奥歯をギュッと噛みしめ悔しそうにしながら、後ろに手を組み、恥ずかしさに耐えながら胸を公衆の面前に晒している歩美。

勃起しきった乳首、屈辱にじっと耐え震える顔、泣きそうな目、覆うものをすべて奪われて、間近から凝視できます。そのどれもが男子中学生の被虐心を煽り、歩美は見世物のようになっています。

そんな歩美を、被虐心旺盛な先輩は、

「中学生たちに、気持ちよくしてもらって良かったね。さぁ、今から連帯罰よ。誰から20発ずつお尻を叩いてもらうの? 早く言いなさい」

と甚振ります。歩美は、

「連帯責任は、どうか連帯罰は許して下さい。私が、どんな罰でもうけますから」

と手を合わせて懇願してくれます。こんなボロボロにされても、仲間のことを考えてくれるなんて、歩美はホント仲間想いのリーダーです。


でも、そんな歩美の願いを先輩が受け入れるはずもなく、

「もちろんよ。さっきから言っているように、あんたには、一番素敵な罰を受けてもらうからね。さぁ、誰からお尻叩きを受けるのか、言いなさい!」

と言われてしまいます。その言葉に、歩美は、

「いやぁ……、どうしたらいいの……。選べないよぉ……」

とつぶやくと、下を向き唇をギュッと噛みしめ、固まってしまう歩美。歩美は、みんなの先頭に立って練習をし、仲間を大切にしてきました。歩美にとって、自分のために、誰かが叩かれるなんてできないのでしょう。しかし、

「あれ? 無視ですか? 無視するなら、辞めれば? あんたの代わりなんて、何人でもいるの。早く言いなさい!」

との追い詰める言葉が先輩から発せられます。次の瞬間、

「あーちゃん、辞めちゃダメ。私が罰を受けるよ!」

と、ある1年生部員の声が、体育館に木霊します。次々に、

「私の名前を言って!!」
「歩美、私が一番に受けるよ」
「あーちゃん、私が罰を受けるよ!」

との声が上がります。私も、

「私が受けます」

と、自然と口にしていました。お尻叩きは怖いけど、頑張ってくれている歩美を辞めさせたくないから……。


しかし、大谷先輩は、許してくれませんでした。

「お黙り! 私は、歩美に聞いているの!!」

と一喝すると、歩美の方を向き、

「さぁ、誰から、罰を受けてもらえばいいのかしら?」

と、冷たい声で放ちます。可愛い唇が白くなるほどギュッと噛みしめ、悔しそうな歩美。しかし、歩美は、もう逃げること等できません。

「クズのようなお前たちのために、中学生が、わざわざ来てくれたの! 早く言いなさい!」
「まぁ、あんたが辞めれば、連帯罰もなくなるけどね」

と急かす大谷先輩。その時です。歩美の口から、ひどく申し訳なさそうに、

「里実を、一番初めに叩いてください」

との言葉が発せられます。里実は、歩美の一番の親友です。歩美の表情は、ホント辛そうです。そんな事、大谷先輩は、考慮しません。

「私にじゃなくて、里実のお尻を叩く男子中学生にお願いしなきゃいけないでしょ」

と促します。その声に、歩美は、

「里実のお尻を叩いてください」

と下を向きながら、消え入るような声で、中学生たちにお願いをします。


しかし、先輩は、

「声が小さい!! 初めての人に、誰が里実か分からないでしょ! してもらうなら、ちゃんと頼みなさい!!」

さらに追い詰めるように叱りつけます。歩美は、里実の方を指さし、

「こちらにいる里実のお尻を叩いてください。よろしくお願いします」

と泣きそうになりながら言い、唇をギュッと噛みしめ悔しそうに頭を下げてお願いします。その声に、嬉しそうに一人の男子中学生が、

「俺が尻を叩く女が一番か。マジ楽しみ」

と言って出てきます。その後に、クールビューティーな里実が、出ていきます。普段の落ち着きを失って、全身をほんのりと朱に染め、顔を引きつらせ、目が完全に泳ぎ回っています。

嬉しそうな中学生と怯えきった歩美の状況の落差に、年下から罰を受けることを再認識させられます。その様子に満足そうな大谷先輩。私は、心の中で

「このサジェストめ! 大谷先輩は地獄に落ちてしまえ!!」

と罵りますが、現実には反抗することなどできません。

(続)


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