投稿作品集 > 新体操部新人戦後の一日練習 p.06

このストーリーは、bbs にて、かっちゃん 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は かっちゃん 氏にあります。



「1! 2! 1、2、3、4! 2! 2! 1、2、3、4……」

黒く小さな練習用レオタードだけをまとい、両肩からX字にタスキをかけて7kgのタイヤを曳く、私たち新体操部の中1部員の六人。私たちは、タイヤなど曳いたことなどありません。思った以上に、タイヤ曳きは「きつい」です。

大声を掛け合い、気合で乗り切ろうとしますが、苦しいです。

現に私たちは、早朝からの厳しい朝練で筋肉が悲鳴を上げ、汗を大量に流し、皮膚は日焼けで赤く、尻や顔は腫れ、肩を激しく上下させ息も荒く、フラフラで、みんないつ倒れてもおかしくない状態です。

同じようにタイヤ曳きをしているソフトボール部やテニス部の中1部員にも、簡単に追い抜かれます。

おそらく遠くから見ると、汚れのいっぱい付いたスクール水着を着た少女が、フラフラとタイヤ曳きをしているようにしか見えないでしょうね。ほかの部の方に、

「スクール水着で、走るって、どうかしてない!?」
「新体操部が、汚いもん晒してさぁ~。自分たちだけで、見せ合えばいいじゃん。マジじゃま」

などと、かなり陰湿な言葉が投げられ、更に私たちの羞恥心は深まるばかり。

めちゃくちゃ恥ずかしいです。レオタが汗を吸って体を締め付け、尻の割れ目にも食い込んできますが、優香先輩の監視の目があるので直せません。


一周1600mほどのグラウンドを走るのに、30分もかかってしまいました。一分あたり、50m強。遅すぎますね。

優香先輩は、私たちを整列させました。

整列した中1部員をみると、全員、水を浴びたようにダラダラと全身から汗を噴き出し、髪がデコにべったりと付き、レオタードが身体に張り付き、半ケツ状態で、呼吸を荒らげ、フラフラです。

炎天下のグラウンドを、黒い通気性の悪いレオタードで走らされているんですから、当然かもしれません。レオタードについた土やライン引きの石灰は、汗で溶けて泥になり、卑猥な感じすら与えます。

一発ずつ、ビンタを浴びせます。その後、

「やる気あんのか!! こらぁ!!! お前たち、遅すぎる。その後、こんな馬鹿げたタイムを出したら、どうなるか、分かっているだろうな!! えぇ!!!!」

と、一番フラフラな美穂の髪を、わし掴みにして、激しく揺らし、怒鳴りつけます。美穂は、私たちへの「みせしめ」です。美穂の顔が苦痛に歪み、髪がボサボサになります。髪が、何本も抜けたのが、遠目にもわかり、痛そうです。


「わかりました。ごめんなぁさい」

泣きそうな声で答える美穂。優香先輩は、許しません。

「特別に喝を入れてやるよ!! そこで、四つん這い」

そことは、グラウンドの真ん中です。グラウンドやその周りには、昼食を終え、午後の練習の準備をしている方が多く、美穂の方を向いています。本当に晒し者です。

美穂は、四つん這いの体勢を取ります。

レオタードの尻布や股布は、ピンと引き延ばされてお尻の割れ目に食い込んで行き、紐パンをはいているみたいになっていきます。日焼けしていない、本来焼くことのないであろう、尻のきわどい部分まで、露になっています。

しかも優香先輩は、その紐パンをずらして、陰部を露にします。

朝からの練習による日焼けで赤くなった皮膚と、そうでない白い肌、その奥にあるピンク陰部、三つのコントラストが恥ずかしさを増します。美穂は、本当に卑猥な格好……。


それに追い打ちをかけるように、

「さぼりに、カツをいれたれ!!」
「クズ美穂など、辞めちまえ!」

など、辛辣な言葉が、グラウンドの周りから浴びせられます。

「うっぅ~」

屈辱に耐えているんでしょうね。四つん這いで歯を食いしばりながら、ボロボロと涙を流し、押し殺したような泣き声を上げます。

「10回、尻に気合いれてやるよ!」

嬉しそうな優香先輩。

「おぇがいします!!!」

美穂は、叫ぶような声をだして、尻叩きをしてもらうよう、お願いをしました。

バシィ! 「一回目めぇ!! ありがとうございまぁす!!!!」

竹刀が尻を打つ音と、泣き叫ぶ美穂のお礼が響きます。全身に大量の汗をかいている美穂は、竹刀が尻に当たると、汗が飛び散るのが、遠くからもわかります。

更に何回目かのとき、笑顔が足りないと、優香先輩に指を口に突っ込まれて口元を強引に上げられ、ヨダレを垂らしてました。

美穂は、一昨日までのエース扱いではなく、本当に、先輩のシゴキの的というか、虐めの対象にすらなっている美穂。試合に負けると、こんな残酷に、貶め辱しめられることになるのかと、悲しく、恐ろしくなります。


美穂は、罰を受け終わると、地面にひれ伏し、号泣してました。それでも、優香先輩に、「直ぐに練習に戻れ!!」と、蹴られ、髪を持って引きづられてましたが……。

「今日は、厳しい練習だっから、後グラウンドを100周したら、練習終わりだからね」

美穂先輩の優しい言葉に、驚いた私たち。

「はい!!!」

と元気に答える私たち。でも、現実は、まったく甘くなく、その逆でした。今まで以上に貶め・辱められたんです。

私たちの後ろには、気がつくと、何人もの高3のいろんな部の先輩がおられます。私たちの監視係みたいです。

「さあ、高3の先輩が、手伝ってくれるよ! 体力なしの中1部員のクズども!!! 体力をつけな!」

と、タイヤ曳きを始めるように優香先輩に言われました。

後は、私たちは、馬のようでした。


はじめ、私のところには、どこの部からは知らないけれど、三人も先輩がこられました。先輩たちが、入れ代わり立ち代わり、私の曳くタイヤに乗られ、私を指導されます。

「いえ~い! ハシレ!」

と完全にイベント感覚です。

人の乗ったタイヤをひっぱると、肩にタスキの紐がねじ込むような痛みに襲われます。ゆっくりとしか進みませんが、苦痛に顔を歪ませる私。でも、手にもった竹刀で、容赦なく、私の尻や背中を打ちにこられます。

後方から竹刀で尻を叩かれている内はまだマシでした。股間のデリケートな部分を、初めは股布の上から、途中からは股布をずらして、汚い竹刀でスリスリしてきたんです。

初めは、耐えてたんですが、数分もされると、

「う! うぅ~ん」

と、少しエッチな声を出してしましました。すると先輩は、

「この状態で、オナって感じるって、やっぱ露出狂」

と大声で叫ばれます。しかも、大勢人がいる前で……。間髪入れずに別の先輩が、

「さっきより、胸おおきくなってない?」
「マジ! おおきくなってる!」
「やっぱ感じて、立ってんだ! ギャハハ」

と言われます。水浴びしたような汗を全身にかいている私は、レオタードが体にべったりとつき、乳首とかも浮き出てよく分かります。

でも、こんな状況で感じられるわけなんてないじゃないですか……。悔しくて、歯を食いしばりますが、恥ずかしくてポロポロ涙が出てきます。


その後も、私は、いろんな先輩に指導してもらいました。ビンタや竹刀打ちはずっと続き、さまざなな言葉もはかれます。

恥ずかしくて言えないものが、ほとんどですが、中には「シゴキに耐えたら、全国に行けるから、頑張って」と励まして下さる方もいます。また、周囲から、「いやよね。露出して喜んで、はしたない」などとの卑猥な言葉もいっぱいかけられました。

夜の23時ぐらいまで、ずっとタイヤ曳きをした私。

フラフラになって、最後は、四つん這いの姿勢で、髪から汗が滴として落ちるほど沢山汗をかき、号泣しながら、泥まみれで、タイヤを曳いていましたね。

遅いと、竹刀で打たれます。その度、私は、「ぎゃ~」と、先輩方の被虐心が満たされるように、大きな叫び声も上げてました。本当に、思春期を迎えた女子の姿ではないし、奴隷みたいでした。

寮には入れないので、這うように部室倉庫に戻った私。

自分の姿を鏡で見ると、擦り傷だらけだし、尻や肩は赤く腫れているし、髪はボサボサ、口は切れているし、全身真っ赤に日焼けし、レオタードの痕が白く体についています。幼稚園で新体操を始めてから、焼いたことなんてなかったんで、日焼けしやすいのかもしれませんね。

全寮制の本学園において高3の夏休みは暇ですから、私たちはいたぶられることで、楽しませることになったんでしょう。まったく、こんな貶め・辱しめ役は、ゴメンです。

私には、その意見は言う場所はなく、全国を目指すには耐えるしかありません。


でも、私は、まだましだったのかも……。みんな恥ずかしい姿をさせられてましたよ。

可愛い顔した麻友なんて、顔に大会で着用したタイツをかぶせられて、馬のクツワのように引っ張り上げて、遊ばれてました。

紗季は、「いぃ、いやぁ!」「たぁ、たすけて」とソプラノの可愛い悲鳴を上げさせられるために、とても書けないような酷いことを色々されてました。そしてこの二人は、可愛さゆえ、キスなどのレズ行為を沢山されてました。

梨奈は、大きくなった胸、特に乳首を弄ばれてました。レオタは一部脱げて、胸を晒してました。乳首を、舐められたり、クリップで止められて、痛々しかったですね。

美穂は、妖艶で、ファンレターをもらうほどの力のある選手であるがために、妬まれ、ここぞとばかりに、しごかれてました。尻は、血がにじむのでないかと思うほど、痛々しく腫れ上がってました。

それに、フラフラな美穂を、「目を覚ませ!」「肺活量を増やす練習」と言って、レオタードを着用したまま、何度も、グラウンド横のアオミドロでいっぱいの池に突き落とし、竹刀等で繰り返し沈めてましたね。アオミドロを付けたまま、フラフラでタイヤを曳く、美穂は、本当に可哀相でしたよ。

一日の練習が終わっても、入浴を許されず、狭く冷たく汚い部室倉庫で、身を寄せ合い熟睡する私たち。

また、拷問のような練習が、早朝から待っています。きついしごきや罰に、貶められ、辱しめられ、自尊心はズタズタ、体もフラフラ、全国大会に行きたいという目標をしっかりと持ち、気合で行くしかありません。


この後、一日一人ずつ、大会での失態を許され、寮の使用や体育館での練習などが、認められました。私も、三日目からは、体育館での練習に戻れました。きついシゴキは相変わらずですが、野外に比べればマシです。

しかし、美穂は、夏休みの終わり近くまで、野外で練習でした。優香先輩の独断で、体育館に戻れるメンバーを決めていたので、見せしめにさせられたのかも……。

美穂は、雨の日も炎天下の日も外でフラフラになって筋トレ&柔軟&ランニングをさせられたので、激やせし、本当に真っ黒に日焼けして、痣になるんじゃないかって思うほど尻に内出血と腫れを作っていました。

入浴を許されず異臭を漂わせ、げっそりとして、レオタードもあっちこっち破れ、一日に何度もいろんな辱しめを受けている美穂は、辞めちゃうんじゃないかと思うぐらいの悲壮感を漂わせ、みていられませんでしたよ。

でも美穂は、さすが全国大会優勝の選手です。

9月に体育館での練習に復帰すると、筋肉を武器に、メキメキと新体操の技術を上げてました。変なプライドの高さもなくなっているし……。ちょっと嫉妬してる私です。


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