投稿作品集 > 水泳部の躾 p.06

このストーリーは、bbs にて、KRE 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は KRE 氏にあります。



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「七海ちゃんって可愛いのに、下のお口は色がすこーし濃いめだよね」

俺はベッドの上でニタニタと笑いながら、声を出して素直な感想を述べた。

「びらびらもゴチャとしてはみ出してるし。野本よりずっとエロい穴してるよねー。可愛い子が下品なあそこってギャップも好きだけどね」

本人の前では絶対に言えないようなえぐい品評も下していく。

アイポーンには日宮七海の一番恥ずかしいところが、高解像度の無修正で大写しになっていた。30度ほどに開かれた太腿の間を、お尻の真下の方から見上げるアングル。

太陽の位置が順光になっているため、股ぐらなのに燦々と降り注ぐ陽光に輝いてくっきりと見えている。うつ伏せになった日宮の身体は、スタートラインからプールに向かって大きく身体を突き出していた。

上半身と腰の全部、それから太腿の真ん中くらいまでは何の支えもなく空中に浮いている。スタート台の間の平坦な床面に耐熱シートとビート板が並べられ、その上に膝から下の開いた足を二人の先輩男子に押さえつけられながらの背筋。

力尽きてしまえば、床のない上半身は水中へと没することになるという通称『背水の陣』と呼ばれる厳しいトレーニングだ。

そのため日宮七海の肉体は、お尻から首にかけて弓なりに大きく湾曲していた。両手を背中に回し、頭を90度近くまで起こして前方のコースを見つめるその顔は、当然苦悶で歪んでいる。

『ウッ……、クゥ…………』

食いしばった歯の間から、呻き声が漏れた。重力に負けないように、限界に近づいている背中の筋肉をさらに引き締めて耐える。

小ぶりでプリッと盛り上がったお尻が、谷間に向かって一段と小高くにじり寄る。丸見えになっている女性器の襞も一緒になってヒクついた。

本人の必死さとは真逆のどこまでも淫猥な女体の動きに、真後ろから眺めている先輩部員たちは鼻の下を伸ばして喜んでいる。

俺も画面越しに同じ光景を目撃していた。


「だいぶ辛そうだけど頑張ろう。あーあ。ケツ筋プルプルさせちゃって。誘ってるようにしか見えないから、やめた方がいいのに」

日宮七海がどんな気持ちで、どんなに苦しんでいるかを知らないで、いや知っているから、ひどいセリフを吐く。

一方で下級生の部員たちは女性らしい豊かな胸を堪能していた。日宮が身を乗り出している場所はコースとコースの合間であったが、その左右のレーンを1年の男女が練習に使用しているのである。

今日はスタート台からの飛び込みはせず、コースの中を単純に自由形で往復するだけのメニューだった。

男子が使用しているレーンは、前の部員がプールの中程まで進むと、次の部員が泳ぎ始める。しかし、それでも泳ぐ部員の数は同時に三人が限度で、残りはスタート台の下で順番を待たなくてはならない。

その待ち時間がお楽しみになっていた。プールの中の男子から見れば、まさに顔面におっぱいが押しつけられるような状態で垂れ下がっているのだ。

ヨーロッパの建築物の壁面や船の舳先部分に飾られている裸身の女性胸像を想像して欲しい。ちょうどあのような格好で、大きく張り出した乳房をわざわざ見せつけるように晒しているが、日宮にとってはそうするしかないのだ。

もし水面と水平にまっすぐ身体を伸ばしていたら、必要になる筋力は桁外れに大きくなってしまうからだ。

体力的に非常にきつい『背水の陣』だったが、美人な女子部員への罰練メニューとして加えられた特別なアレンジによって、日宮七海は体も心も苦しむ羽目になっていた。

男子が練習に使っているコースの隣、日宮が乗り出している下にあるもうひとつのレーンでは、1年女子が練習をしているが、大勢並んでいる男子とは対照的に、こちらには一人の部員しかいなかった。

レーンを独占しているため、ひたすら泳ぎ続けているのは、日宮の同級生の友人だ。

野本愛花里に科された罰練は全裸水泳である。なにひとつ身に着けず生まれたままの姿で、何キロメートルも延々と泳ぎ続ける。200メートルごとにスタイルをローテーションして変更することになっており、今はバタフライで進んでいる。

中学時代には誰にも抜かされたことのない力強いドルフィンキックが繰り出される度に、折れ曲がった腰が水から飛び出して、濡れてツルツルと光ったヒップが露わになる。

もっともひとつ前の平泳ぎよりはマシかもしれない。カエル足で推進するためには両脚を大胆に大きく開かなくてはならない。

上から見ている分にはほとんど見えないが、ゴーグルを着用して泳ぐ部員からは、きちんと管理された透明度の高い水質も手伝って、隣のコースからでもよく見えると噂になっていた。


『……ぅ……、アァ……ッ、グッ……だ…………め』

微動だにせず正視していた日宮の上体がぐらつき始めた。互いの腕を掴んだ両手の指が、何度も強く握り締められる。ケツの双丘が息をするように何度も収縮して、男子たちの目を楽しませる。

『おら。ファイトだ、日宮!』

先輩から声援が飛ぶが、本人からは見えない彼らの顔には、見せしめの美少女が力尽きることへの期待がありありと浮かんでいる。日宮の身体の一部でも水に触れればミスと判定される。それは罰練の『罰』の部分が執行されることを意味していた。

『アッ、ウウーーッ!』

日宮の顔が、初めて恥ずかしさ以外の要因で真っ赤に染まる。それでも無慈悲に下がり始めてしまう上半身を真下で待ち構えているのは、同級生の男の子たちである。

順番待ちをしている彼らには、リタイアしそうになった受刑者を『補助』することが認められているのだ。とうとう頭を垂れ、水平に近い高さまで降りてきた日宮の肩を、ひとりの1年男子が手で支えた。

『日宮、がんばれよ』

声をかけながらも、肩に触れる手に力はない。支えるはずが、実際には触っているだけだ。彼もまた、本心から助ける気など毛頭ないのだ。これ以上下がれば『補助』を実行するぞという、いわば事前通告である。

『ムゥッ! ン……クッ!!』

十分にわかっている日宮が、渾身の力で巻き返しを試みる。しかし、現実には背中から後方へ伸ばした腕が持ち上がっただけだった。

『ンンーーーーーッ!』

頭が若干上がった。でも、肩はさらに落ちる。それを見たプールの男子が、肩に当てていた左手を日宮の顎に移動させて固定した。身体の下でたぷたぷと揺れている二つの突起に対する『補助』を、顔で邪魔されないようにするためだ。

男子の右手が、日宮の左乳房を下から持ち上げる。ほぼ同時に、潜って近づいてきた別の男子の手が、右の乳房を包み込んだ。

『んんーーーーッ』

踏ん張った唇から唸るトーンの音階が変化する。水に濡れた手が母性の象徴を這い回る感触によって状況を把握した日宮は、さすがに同級生に対しては素直な気持ちを言葉にする。


『やめ……て……って、きゃああッ!!』

文句を言った途端だった。お尻に強烈な違和感が走り、わずかな間を置いて自分の身に起こった出来事を認識して悲鳴を上げた。胸に気を取られている間に、無防備の背後にも3年生の手が伸びていたのだ。

両脚を押さえつけている先輩とは別人が股の間に跪いて、両手で日宮の尻肉を鷲掴みにしていた。彼女自身、お尻を好き放題揉まれるくらいのことは想定していたかもしれない。しかし、3年生の『補助』はそんな生やさしいものではなかった。

ぎゅいっ。
ぎぃむうぅぅ。

肉の詰まった丘を、カーテンを押し開けるようにして、股の付け根から深々と割り裂く。かろうじて臀裂の奥に埋没していた排泄の穴を衆人環視に曝け出すに留まらず、その下に位置する折れ重なった襞までも引っ張って、秘貝の口を強引に開かせたのだ。

『いやああっ! やめてェ、やめてくださいッ!!』

先輩に対しても明確に拒絶の意思表示をした日宮だったが、体勢は完全に崩れてしまった。もはや姿勢を維持することは無理で、体重をプールにいる男子に預ける形になっている。

組んでいた手も外れ、片方は掴んだ男子の手払いのけようと胸へ、もう片方はヒップを襲う先輩へと伸びるが、どちらも届く前に逆に当事者の手に掴まれてしまう。

そして、1年と3年によるおぞましい連携お仕置きが開始された。先手を取ったのは3年生だ。

『へばるな。身体を起こせ!』

言いながら引っ張り上げたのは、上体ではなくケツ肉だった。左右に押し開かれている一番肉付きの良い部分が、V形に抓り上げられた。

『ィやぁんん!』

女から見れば理想的な小尻だ。肉厚な野本のケツなら多少の狼藉も受け止める余力があったかもしれないが、日宮の場合にはダイレクトに尻が吊り上げられて相当な痛みもありそうだった。


『おっ、中身は綺麗なピンクしてるじゃん』
『こいつ処女なんだっけ?』
『ついでに調べてみれば?』

加えて押し開かれた秘肉への審査が開始される。しかし、日宮にはそれに抵抗する余裕がなかった。今度は前から、同級生の男子が胸を狙ってきたからだ。

『やめて。離してッ』

あやとりをするように男女の手が入り乱れる攻防戦がしばらく続いたが、男子が四人がかりになったところで決着が付いた。

両腕に一人ずつ男子が絡みついて、背中で捻り上げる。さらに髪の毛を掴んで頭を起こさせると、日宮の身体は元通り背筋をしている状態に戻った。

ただし、筋力が回復して自力で立て直したわけではないから、男の力で無理に引き起こされているに過ぎない。トレーニングの痛みとはまた別の単純な苦痛が、捻られた腕と頭髪から伝わってきて、女体はおとなしく抵抗を諦めた。

たぷっ。

顔の前で剥かれたままになっている乳房を、残りの二名がひとつずつ持ち上げて揺らす。

『もっと鍛えなきゃ、こんな程度で脱落してたらだめだろ』

などと言っている二人の目はおっぱいに釘付けで、背筋には全く関係ない胸部へのマッサージに専念している。

『だめ……っ、んッ!』

抗議の声は乳首を摘まんで黙らせる。すると、間髪を入れずに、背後の3年生の指が不浄の穴をほじくり始めた。

『もっとケツに力を入れて、踏ん張れ』

『んぐぅーーぅ!』

無理矢理仰け反らされた喉では、悲鳴もくぐもってしまう。白い裸身がビクンビクンと波打った。日宮は暴れているつもりかもしれないが、消耗した体力では吊られた腕と髪の傷みに耐えるだけで精一杯なのだ。

見せしめの美少女に反撃の余力がないと見て取った男子部員たちは、いよいよ本格的に背筋を強制する行為に出る。しかし、それは可愛らしい1年女子を弄ぶための方便でもあった。


『背筋、いくぞー!』

上級生のかけ声に、1年生が合わせる。

『それ、いーち!』

先輩男子が双臀を力任せに鷲掴みにする。無骨な指がめり込んで、美尻に10本の皺が寄る。前で同級生の指がバストの二つの頂点を摘まみ上げていく。柔らかい乳房が真上に向かって紡錘形に形を変える。

『ヤメェ……ッ、ん……ぁ、あああ……』

自らの体重で乳首が引き千切れてしまうことを恐れて、日宮の上体が苦しげに反っていく。

だが力を振り絞っても、鉛のように重くなった肉体を完全に持ち上げることはできない。自重の何割かが掛かっている胸は、真上に向かって餅のように伸び始めていた。

『ムグウゥ……! アゥアァァ……!』

どんなに日宮が懸命になっても、乳首の負担はいっこうに楽にならない。身体が上がった分だけ乳首も引き上げられるからだ。後ろの先輩も意地悪だった。胸を揉まれている間は強く引っ張っていた腕と髪だったが、いまは中途半端に持たれているだけだ。

日宮が必死に反っていなければ、余計に乳首への負荷が増えてしまう。かと言って、力尽きて楽になることも出来ないように、胸に掛かる体重をコントロールされているのだ。

少し頑張って耐えれば乳首が摘まみ上げられる。堪えきれずに身体が下がると、髪を引かれてきつい姿勢を無理矢理に維持させられる。地獄だった。


(もう、だめ……)

肉体の疲労が限界に近づいた時、地獄は唐突に終わった。

ふわっ。

すべての力が解放され、身体が宙に浮かぶのを感じた次の瞬間、日宮は頭からプールへと落下していた。

ザバーン!

青く透明な水中に勢いよく没し、水柱が上がった。

(モガガガ……、ゴボゴボ……)

口の中に大量の水が入って、空気の泡が激しく溢れ出す。水泳部だから飲み込んで窒息してしまうようなへまはしないが、急いで息といっしょに流入した水を吐き出して顔を上げる。

『ぷはっ』

餌を求める鯉のように小さな唇を丸くして浮かんできたところを、再び1年男子に捕まえられた。

『はい、にぃーーー!』

同じことの繰り返しだった。水も滴る美女となった日宮が、やはりおっぱいを引っ張られて仰け反っていく。

『うぅぅああ…………!』

体力を消耗した美少女は、ほとんど男子のなすがままだった。水滴で滲む視界の先に、日宮自身の乳首が吊り上げられているのが見える。

右を担当するのは部活の場でしか会ったことのない男子だったが、左を摘まんでいるのが同じクラスで良く見知った部員であることを、彼女はようやく認識した。朱に染まった顔がさらに火照る。


『もっと反らす』

同学年からも命令が下された。言うことを聞くしかない日宮は背中に力を入れる。ところが、二人の男子は摘まんだ乳首を上ではなく横方向に動かしたのだ。それも身体の外に向かって互いに離れる向きに。

『いッ……痛い……!』

無様に伸びきったおっぱい。裸体はハンモックのように吊されてしまった。その重さを支えるのは、床に押しつけられた両足と、神経の結束した乳首である。

『そんな体勢なら、痛くて当然でしょ』
『しっかり反らないと、おっぱい取れちゃうよ』

全くの嘘だった。日宮の身体は、乳首と、足と、自らの筋力と、髪や腕を掴んだ男子のさじ加減、の四つが絶妙にバランスするポジションにかろうじて踏みとどまっているのだ。

これ以上胸を反らす行為は、自分で自分の乳首を引き延ばしてしまうことにしかならない。

『ゥ……ウゥゥ……』

裸の少女は固まったまま身動き出来ない。にも関わらず、腕を取った1年生がわざと力を緩めた。くびれた腰が数センチだけ下がる。

『キャアアァーーッ!』

たったそれだけのことで、可愛い悲鳴が上がった。すっかり紡錘形に歪んでいる乳房が、その頂点をさらに高くして細長く変形する。わずか数センチの下降だが、その長さ分すべてを負担するのは、豊富な肉質を蓄えた乳房に他ならない。

限界領域からのさらなる引き延ばしに加えて、増加した重量を吊り上げるために乳首を摘まむ指の力も強くなる。指の腹に拘束されたニップルが、見た目にもはっきりとわかるほど平たく押し潰された。


『イッ……ギィッ!』

美顔が苦悶する。こんな拷問じみた行為が長く保つはずがない。だから悲鳴が途切れたところで、日宮はすぐに解放された。

バッシャーーン!

『モゴゴ、ブグブ……』

再び落下して水中に没した女体が藻掻く。沸き上がる泡の量が減り、動きが鈍くなった頃合いを見計らって、またもやバストのジャッキアップ刑が開始された。

『さーーんっ!』

グイッ。

日宮の意思に関係なく、上半身が90度に引き起こされる。

ぶるん!

大きな女性の象徴が、ご自由に嬲ってくださいと言わんばかりに、男子の鼻先に献上されてしまう。水を滴らせながらぷるぷると弾んでいるそれは、どんなに持ち主が嫌がっても誘っているようにしか見えない。しかも、何をされても完全無防備なのだ。

むにっ。ギュウウーー。
ふにゅ。ムギュゥゥ。

ほぼ同時に二本の手に捕まってしまったおっぱいが、三度、無残な形に伸びた。今度は乳首は摘ままれていない。代わりに乳房全体を握り締めるようにして、がっちりと固定されていた。

モミモミ。モミモミ。
にぎにぎ。ふにふに。

リズミカルに指を動かされながら、バストの位置が高く上がっていく。人間ハンモックが完成したところで、ぎむゅっと手の握力が一段と強くなる。乳頭部分が実にいやらしくグリャリとくびり出た。


日宮の視界に自らの胸が映る。その向こうにはヘラヘラと笑う男子の顔があった。さっきは左を摘まんでいた同じクラスの男子が右側に移動していた。順番にローテーションしていることに気がついて、日宮は青ざめた。

1年男子が平等に全員、胸を触り終えるまで、この拷問が終わらないのではないかという恐怖が襲ってくる。しかし、そのことを深く考える前に、もっと差し迫った実害が乳首に加えられようとしていた。

『なに、乳首立ててるんだよ。真面目にやれって』

捻り出された乳頭に向かって、男子のもう一方の手がゆっくりと近づいてくる。鉤形に曲がった指先を見て、受刑者はこれから何をされるのかを明確に察した。

『やめ……やめて、おねがい』

桜色の唇から思わず懇願の言葉が漏れる。それが蹂躙への期待を余計に掻きたててしまう逆効果しか果たさないことを、清純な少女は知らないのだ。

もみりッ。
ぎゅにむッ。

片手では覆いきれないほど豊かな果実が強く絞られて、左右の乳首がもう一段階絞り出た。鼻先に固定されてしまった乳首に、ニヤついた男の指先がじわじわと近づいてくる。

あと1センチ。寸前に迫った指に恐怖して、日宮の愛くるしい瞳が真夜中の猫のように真ん丸に見開かれた。

『あっ……ぁ…………、いやっ!』

最後の抵抗を必死に試みる。上体を引き上げ、首を振り、腰も浮かせようとしてみた。だが、その全てが徒労に終わった。一人の女子部員の絡め取っている男子部員の人数は、絶望的なまでに多数なのだ。

身体の上半分は二人掛かりで腕を拘束されて動かせなかった。頭部も髪の毛ごと完全にロックされていて、左右どころか上下の自由も利かない。もちろん下半身にも3年生が取り付いている。


『なにジタバタしてんだよ?』

無駄な反撃へのお仕置きは、胸よりも先に、美尻に対して執行された。

パァン!

先輩の大きな掌が、真上から左右一緒にヒップへと打ち下ろされる。

『アウッ!』

押しつけられた手が、またもや当然のごとく尻を割り開いた。

『うぅ…………ぁああ、やだぁ……』

美麗な女子高生が作る、無様で淫靡な上体反らしが再び完成した。いよいよ試練の時が来た。

『ほら。補助してやるから、ちゃんと頑張れよ』

同級生の無責任な発言が耳をつく。何が『補助』か。どう『頑張る』というのか。素直で人の良い日宮の顔に、珍しく侮蔑の表情が浮かぶ。

背筋が出来ないのは日宮に一方的に落ち度があるような言いぐさで茶化される悔しさに、奥歯をぎりっと噛みしめて口の端を歪める。ジトリと明確な敵意を露わにした眼を、正面の同級生たちに向けた。

(キッ……!)

態度の変化も男子には全く通用しなかった。平然と受け流されてしまう。

「あ~あ、だめだめ。七海ちゃん、立場がわかってないなあ。そんな顔すると、エッチな身体で代償を払うことになるよ」

ベッドに寝そべった身体を起こしながら、俺は画面に向かって一人で突っ込みを入れた。


ピロリッ。

動画を一時停止にして、深く息を吐き出す。

(ふぅ~~~~)

いつの間にか喉がカラカラに乾いている。スマホの電源ボタンを押してロックをかけると、一度キッチンに降りて行って、冷えたコーラを取ってくる。

下腹部の生殖器官がギンギンに隆起しているので、どうにも歩きにくい。ズボンを引っ張りながら跳ねるようにして部屋に戻ってくると、あぐらをかいて楽な体勢で座ってから、動画の続きを再生した。

フレームは、日宮七海をバストショットで捉えていた。縦画面なので、頭の先から同学年の男子に鷲掴みにされた二つのおっぱいまでが、きれいに収まっている。怒りと羞恥と不機嫌が入り交じった表情もまた愛らしく、男心をくすぐる。

水に濡れた乳首はやや落ち着いた色彩でピンクとは言い難く、左右でわずかに大きさも違っている。美形の持ち主の顔の前で並べて見ると、その対比がどうしようもなくエロい。ツンと力で上を向かされている状況は、どのような行為に対しても絶望的に無防備だ。

『まだ元気あるみたいだな。だったらもう少しちゃんとやれよ』

睨まれている男子部員の寸止めになっていた指が、とうとう動き出す。可憐な二粒の実が、左右同時に親指と人差し指の間に挟まれた。

『ゃんッ!』

男に触られることに慣れていない日宮は、敏感な肌をいたずらされる度に、可愛い悲鳴を上げてしまう癖があるようだ。反射的に身を引いて顔を背けようとするが、男の力が強く少しも動かない。

そして、煉獄の罰練が始まった。ただ苦しく恥ずかしいだけではない。健康に発育した高校生の女の子が持つ二つの性感の集束点。

自身の肉体に備わった柔らかく、敏感で、快楽を生み出す弱点に加えられる、ありとあらゆる嬲りの一部始終を、日宮七海は、目の前で見せつけられながら実体験する羽目になった。


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