投稿作品集 > 松本 豊シリーズ 外伝1『初めての体育(長谷川翔)』
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あれは、初めての体育の日だった。
女子生徒だけが教室に集められていた。僕たちはラジオ体操や腕立て伏せと、つまらない内容ばかりで体育の嫌いな僕には“早く終わって!!”としか思っていなかった。
そんな時だった。
女子たちが半袖体操服にブルマー姿で教室から出てきた。そして、僕たちと同じようにラジオ体操を始めた。
ピ―――
笛の音が響き渡った。
「今、貴女は何をしたの?」
「今、貴女は何をしたのか聞いているのです!!」
先生の声は僕たちにも聞こえたが、女子生徒の声は聞こえなかった。
「そこの君、こっちへ!!」
僕が呼ばれたようだ。僕たちの体育の先生も“行って来い”というオーラを出していたので、恐る恐る行った。
「ブルマーを脱ぎたいらしいから、脱がせてあげてくれるかな?」
「えぇ!! 先生、私、そんなこと、一言も言ってもません!!」
僕が何かを言う前に、女子生徒は主張した。
「私が教室で説明したよね?」
「授業中はブルマーを触ってはいけないって?」
「ブルマーを触ったら、脱がすとも言ったよね?」
次々と飛び出る先生の発言に、女子生徒は下を向くばかりだった。
「貴女の名前は……、楠本……」
体操服に着けられたゼッケンで姓を確認し、閻魔帳を開いた。
「楠本美香、貴女にはお姉ちゃんが、この学校に居るようね。長谷川君、2年4組みたいだから、呼んできてくれるかな?」
「え? 授業中ですけど……」
「後で事情は私から話しておくから、呼んできて」
仕方なく、僕は呼びに行った。
「貴女が楠本美香のお姉ちゃんで、楠本由香さん?」
「はい……」
由香さんが返事をすると、先生と二人で話しを始めた。会話の内容は、僕たちまで聞こえなかった。
「先生の指導に従わない妹に代わって私が罰を受けます。私が責任を持って妹のブルマーを脱がせますので、追加罰は許してあげて下さい」
先生と、どんな会話をしたのか分からないが、いきなり制服を脱ぎブラジャーを外した。そして、スカートを脱ぐと、俺の前に来た。
「長谷川君ですね。申し訳ないのですが、私のパンツを脱がして貰えませんか?」
「えっ、えーーー」
僕が戸惑っているのを見て、由香さんは小さな声で……。
「お願い、脱がせて。脱がしてくれないと、嫌な思いをするのは私たちなの……」
本音を聞いた僕は、脱がせることにした。
パンツのウエストゴムを掴むと、由香さんは明らかに表情が変わった。そして、パンツを足首まで一気に降ろし由香さんの方を見ると、女の子の大切な部分が丸見えになっていた。
それも、僕の目線に女の子の大切な部分があった。お母さんのも、じっくりと見たことが無かったので、目に焼き付けることにした。
脚からパンツを抜く為に由香さんが左足を上げると、女の子の大切な部分は更に丸見えになった。今度は右足。今度も丸見えになった。
死んでしまいそうになるぐらいの幸福を感じていた。
「はい……」
僕は、由香さんにパンツを渡そうとした。すると……。
「君が放課後まで預かっておいてくれるかな?」
先生の言葉で、まだ温もりの残るパンツを、小さく丸めてポケットに直した。
「今度は、美香の番よ」
由香さんが妹に言った。忘れていた。本来の僕の仕事は、美香のブルマーを脱がせることだった。
美香は泣いていた。それもそのはずだ。自分せいでお姉ちゃんが裸にさせられたのだ。自分でも、どうしたら良いか分からないだろう。
そんな気持ちの中、僕の前に来た。
「長谷川君、私のブルマーを脱がせて下さい」
「うん」
僕は頷き、ブルマーのウエストゴムを掴んだ。
「やっぱり嫌!!」
本音だろう。ブルマーを脱ぐだけでも恥ずかしいのに、男の僕に脱がせて貰わなければならないのだ。
「長谷川君に、今、脱がして貰わないと、もっと恥かしい罰を受けることになるわよ」
由香さんは美香に言った。
「お姉ちゃんみたいに裸とか?」
「もっとよ。それに、他の友だちも連帯責任で罰を受けたりするのよ」
美香の質問に、由香さんは答えていた。
僕は“もっとって、どんなんだぁーーー”ってなことを考え、妄想していた。
「長谷川君、ごめんなさい。私のブルマーを脱がせて下さい」
「うん」
覚悟を決めたのか、再び僕にお願いをしてきた。僕は今度も頷き、ブルマーのウエストゴムを掴んだ。そして、今度は一気にブルマーを膝まで降ろした。
「きゃあ……」
美香が悲鳴を上げた。グラウンド中に響き渡る声で叫んだものだから、反対側で授業を受けている男子の視線も集中した。
「由香さん、彼らに事情を説明して来なさい」
先生は、由香さんに指示した。
由香さんの今の姿は……。
そんなことを考えている僕とは対照的に、由香さんは、何の疑いもなく男子の方に走って行った。
僕は、美香の脚からブルマーを抜き取った。
「それも君が預かっておいてね」
そう言うと、先生は生徒の方を向いた。
「足上げ腹筋をします。全員、横になって!! 貴女も、自分の場所に戻って!!」
10人ずつ四列になった状態で全員が横になった。ブルマー姿の女子生徒の中に、パンツ姿の女子生徒は異様な光景だが……。
「45度!!」
先生の方を向いて足を上げる。先生の横に居る僕には、至福のひと時だった。
「そのまま開脚!!」
開脚の指示で、全員が足を、ガバっと開いた。初めて見る女子の股に、僕は興奮を隠せなかった。
ふと横を見ると、由香さんが戻ってきていた。
「あっ、お姉さん」
僕の声に気付いた先生は、由香さんに指示を出した。
「授業に戻りなさい。制服は放課後まで預かっておきます」
そう言って、由香さんを帰した。
「裸のままで授業を受けるのですか?」
僕は質問した。
「そうなるわね。まぁー、明日には1年生全員に噂が流れているだろうから、いい見せしめになったでしょう」
笑顔で先生は答えた。
「90度開脚!!」
角度を変えた。
「足の開きが悪い子は、ブルマーを脱がせるよ!!」
その言葉で、限界まで股を開いているように見えた。
そして、授業が終わった。僕は、由香さんのパンツと美香のブルマーを持ったまま教室に戻った。
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