投稿作品集 > 松本 豊 第2章 p.06

このストーリーは、bbs にて、hiro 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は hiro 氏にあります。



俺たちが喋りながらダラダラと歩くスピードに合わせるように、長谷川はゆっくりと走った。ノーブラを意識した目で見るからだろうが、体操服の中で胸が上下に揺れているようだった。

「懐かしい……」

中等部の校門をくぐると、長谷川は呟いた。そうだ、彼女も中学は、ここなんだ。

準備室に入ると、横山先生が声をかけた。

「久しぶりの体育準備室は、いかがかな?」

「懐かしいような、怒られた嫌な思い出が……、なんか複雑です」

「ここで、私に怒られたことはあるの?」

「体育祭の時、ブルマーを触った罰で、ここに連れてこられました。あの時は、一週間、連帯責任でクラス全員がブルマー禁止になったと思います」


横山先生と長谷川の会話に、俺は口を挟んだ。

「ブルマーが禁止と言うことは、パンツで授業を受けたの?」

「そうだったと思います。でも、体育祭が終わってからだったので、少しは気持ちも楽でした」

「気持ちが楽って?」

「体育祭の練習は男女合同なので……、恥かしいから……」

もう少し詳しく聞きたかったが、これ以上は聞けなかった。


「今から私に対する反抗の罰を与えます。ブルマーとパンツを脱いで、そこの机の上に体育座りをしなさい」

東浦先生の指示で、長谷川はブルマーを、そしてパンツを脱いで体育座りをした。当然、両脚はピッチリと閉じられていた。

「限界まで足を広げなさい」

「先生、許して……」

長谷川の許しを請う声が聞こえないのか、聞く耳を持たないのか、無言の時間が過ぎた。

「早く足を広げなさい。それとも、自分で開くことが出来ないのなら、誰か呼んできて、手伝って貰いましょうか? この時間だと、まだクラブで残っているでしょうし、なんなら、男子でも……」

「分かりました、広げます。一人で出来ます」

東浦先生は、まだ何かを話そうとしていたが、制止するように返答し、長谷川は渋々足を開いていった。


神秘の世界が広がった。

机の上で開脚させることで、俺たちには丸見えになった。全身を真っ赤にしながら羞恥に耐える長谷川の表情は、なんとも可愛かった。

「松本先生、ここに来て、よく見てやって下さい。見られることが、長谷川への罰なんですから……」

俺は、頷くしか出来なかった。

言われるままに長谷川の股の間に行くと、椅子を置かれ座るように促された。ここでもまた拒否権の無い俺は、素直に座った。

俺の目線に、長谷川の、女の子の大切な部分があった。

東浦先生と横山先生は世間話に花を咲かせ、俺は二人の指示で、女の子の大切な部分を見続けていた。長谷川は、足を閉じることも許されず、羞恥に耐えていた。


10分ぐらいすると……。

「お茶をどうぞ」

俺の前に、長谷川の開いた足の間に、それも、女の子の大切な部分に当たるか当らないかの距離に、東浦先生は湯呑を置いた。

「あ、あ、あま、がとうございますひた」

何を言っているのか、自分でも分からなかった。だが、俺には、このお茶を飲むしか方法は無い。

湯呑に手を伸ばすと、手の平は勿論、手の背にも温かい感触が伝わってきた。女の子の大切な部分に当たっていたのだ。

「眼は開けておきなさい!!」

無意識で目を閉じてしまった長谷川に、横山先生が注意した。


また、10分ぐらい経っただろうか。

「長谷川、次の罰です。足上げ腹筋をします。机の上に仰向けになりなさい」

横山先生が指示した。

長谷川は、指示された通りに仰向けになった。次の指示が想像できたのだろう。長谷川は、泣いていた。

「75度開脚!!」

予想通りだ。きっと、長谷川も同じ気持ちだろう……。

両足を75度に上げると、股を開いた。だが、羞恥心からだろうが、明らかに股の開きは小さかった。すると……。

バシーーーン!!

「痛い!!」

女の子の大切な部分を、東浦先生は細い木の棒で叩いた。長谷川も、思わず声をあげてしまったが、限界まで股を開いた。


その後も、様々な角度で開脚をさせられ、羞恥の時間は過ぎていった。

19時を回った頃、長谷川にテニス用のミニスカートが手渡された。そして、東浦先生は……。

「これを穿いて、川向うの駅までランニング!! その後、電車で高等部まで帰って来なさい」

「パンツは……」

長谷川の質問に、無視と言う形で東浦先生は答えた。ノーパンでということは、ミニスカートを渡された時点で、理解していただろうに、長谷川は質問していた。

高校3年生の、もう大人の身体の女性が、ノーブラ体操服で、ノーパンミニスカートで準備室を出て行った。

たった一区間とは言え、そんな姿で電車に乗るのは、とても勇気がいることだろう……。


そんなことを考えていると……。

「長谷川、分かっていると思うけど、必要以上に胸を隠したり、スカートを押さえたりすれば、追加罰ですからね」

その言葉に、長谷川は小さく頷いた。

「壁に耳あり障子に目あり、私は、どこで見ているか分かりませんからね」

更に、長谷川に圧力をかけ、準備室に戻った。その姿を見て、長谷川は走り始めた。

すまない……。

俺が選んだばかりにターゲットにされ、少しのミスも許されなかったのだ。長谷川に、草野に、彼女たち二人に、申し訳ない気持ちで一杯だった。


「今から監視に行かれるのですか?」

俺は、東浦先生に質問した。

「行かないわよ。どうして?」

「さっき、長谷川に言っていたから……」

「あぁ、あれね。あぁ言うと、プレッシャーになるでしょ。だから、言ったの。多分、長谷川は、風でスカートが捲れても、スカートを押さえないんじゃないかな? いい罰になったでしょ」

そう言って俺に話すと、帰って行った。


今度は、横山先生に質問した。

「俺が選んだばかりに、彼女たち二人を見張り、ミスを見つけ、罰を与えたのですよね?」

「そうね、でも、ちょっと違うかな?」

「どう、違うのですか?」

「どうって、松本先生が選んだ時点で、彼女たちの特別指導は決まっていたのよ。例え両手を下げなくても、限界まで股を広げていても、罰を受けなければならなかったの」

「理由は?」

「もし松本先生が、万歳を指示されて、一時間、全く動かさないでいられる自信はありますか?」

「一時間は、無理でしょうね」

「と言うことは、いずれ罰は決まるってこと。まぁー、私語をしたとか、ダラダラしていたとか、理由なんて、いくらでも作れるのよ」

「……」

俺は言葉に詰まった。


「何なら明日、松本先生が指名する子を、私も裸にしてみましょうか?」

「いえ……」

「必要な時は、いつでも言ってね」

そう言って、消えていった。

凄い……。

俺には、それしか思い浮かばなかった。


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