投稿作品集 > 松本 豊 第1章 p.02

このストーリーは、bbs にて、hiro 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は hiro 氏にあります。



「貴女の頼み方が悪いから、彼は脱がしてくれないのよ。それとも、パンツも脱がせてって頼めば脱がせてくれるのかしら?」

「そ、そんな……」

そんな昌子の姿を見て……。

「脱がせます。沢井さんのブルマーを脱がせます」

慌てて鈴木君が話した。そして、昌子に近づくと、ブルマーのウエストゴムに手を掛けた。

「沢井さん、ゴメン……」

鈴木君は昌子にだけ聞こえるように小さな声で謝ると、一気にブルマーを降ろした。その瞬間、ピンクのパンツが露わになった。

「君、ありがとう。授業に戻って。また沢井が授業に集中出来ていないと思った時は、今度はパンツを脱がせるつもりだから、その時は、よろしくね」

そう言って、横山先生は鈴木君を授業に戻した。


「授業を再開しましょう」

横山先生が俺に言ってきたので、俺も次の指示を出した。昌子は半袖体操服で必死にピンク色のパンツを隠そうとしていたので……。

「体操服はブルマーの中に入れる。ブルマーが禁止の時は、パンツの中に体操服を入れる。それが普通だろう!!」

昌子は、俺の指示に渋々従い、列に戻った。本当の普通は何かは知らないが、横山先生からも特に指摘は無かった。

四つん這いになっての足上げから再開された。

昌子のパンツは容赦なくお尻の割れ目に食い込んでいった。それでも昌子は直すことなく授業を続けた。

手押し車に移る隙をみて、ほとんどの女子生徒がブルマーの食い込みを直したが、昌子は直さなかった。これ以上、罰を受けたくないというのが本音だろう……。


キーンコーンカーンコーン・キーンコーンカーンコーン……

授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。

「沢井、前へ!! 他の者は解散!!」

横山先生の指示が下った。

「このブルマーは放課後まで預かっておきます。放課後、貴女には特別指導を行いますので、体操服に着替えて体育準備室まで来るように!!」

「はい……」

特別指導とは、何なのだろうか……。

そんな気持ちだったのだろうか。昌子は、重い足取りで教室に戻って行った。



放課後になった。

昌子は、半袖体操服をピンク色のパンツの中に入れ、体育準備室にやって来た。

「よく来たわね。逃げるのかと思ったわ。じゃぁ、今から特別指導を行います。でもその前に、その格好では外に出れないので、ブルマーに穿きかえなさい」

「えぇ?」

「聞こえなかったの?」

「いえ、聞こえました。着替えてきます」

そう言って横山先生の方に手を伸ばす昌子だったが……。

「何を勘違いしているの? 私は“穿きかえなさい”と言ったのですよ。“着替えてきなさい”とは言ってません」

「……」

昌子は固まってしまった。


「横山先生、脱ぎますから、脱ぎますから、せめて、せめて、松本先生を外に……」

当然の訴えだ。だが……。

「貴女は何のために来ているの? 反省する為じゃないの?」

「はい……、反省する為です……」

「じゃあ、早く穿きかえなさい。ブルマーは、パンツと交換です」

「そんな……」

しばらく無言の時間が続いたが……。

「今から10を数えます。それまでにパンツを脱がなければ、追加罰を与えます。いぃーち、にぃーい……」

昌子は、覚悟を決めたのか、パンツのウエストゴムを掴んだ。だが、それ以上は脱げなかった。


「はぁーち。追加罰は何にしようかなぁー」

その声を聞いて、一気にパンツを脱いだ。左手で女の子の大切な部分を必死に隠し、右手でパンツを横山先生に渡そうとした。

「松本先生に渡しなさい」

「そんな……」

「嫌なら、このブルマーは渡せないから、その恥かしい姿のまま立っていることね」

「……」

昌子は顔を真っ赤にして、うつむいてしまった。

暫く無言の時間が続いたが、覚悟を決めたのか、脱いだパンツを俺に手渡してきた。さすがの俺も、どうして良いのか戸惑っていると……。

「早く受け取ってよ!!」

昌子は、俺を睨みつけながら、強い口調で言ってきた。その瞬間、俺は『カチーン』ときた。


「いいかげんにしなさい!!」

横山先生が、昌子を怒鳴りつけた。俺が怒る前に横山先生が怒ってくれたのだ。

「たった今、貴女は反省する為にここに来ていると言ったばかりでしょう? 今の貴女の態度は、反省する者の態度と言えるの?」

「……」

昌子は、うつむいてしまった。

“1年7組の安達、1年7組の安達、至急、体育準備室まで来なさい”

横山先生は、校内放送で安達を呼び出した。

昌子は、不安な表情を浮かべながらも、脱いだパンツで女の子の大切な部分を隠していた。

しばらくすると、安達が入って来た。昌子の姿を見て、一瞬、いや、かなり動揺していた様子だが、横山先生の前に立った。


「貴女も大変ね。沢井みたいな子をクラスメイトにして」

そう言われても、今の状況を把握しきれていない安達は、ただただ戸惑うばかりだった。

「沢井が反抗的な態度ばかりするから、体育委員として、貴女に責任を取って貰います」

「はい……」

文句を言ったところで、どうなるものでもない。それを安達自身が理解していたのだろう。素直に返事をした。

「横山先生、今日の特別指導の内容は、何だったのですか?」

「駅前の交差点に10階建てのビルがあるでしょう? そこの非常階段を往復して貰おうかと思っていたの。パンツを没収することで、あそこやお尻の形が強調されるから、羞恥罰にもなるかと思ってね。夕方になると人通りが多くなるから、いい罰かなと思っていたわ」

凄い、女の子の気持ちが分かるからこそ、こんな罰が思いつくのだろうか……。そんなことを考えていた。


「でも、先程の松本先生への態度に対する追加罰も必要だから、何かいい罰はないかしら?」

横山先生は、俺に問いかけてきた。

「じゃあ、下半身の形が強調されるノーパンブルマーで、明日から一週間、駅前清掃のボランティアをして貰いましょう。より多くの人に見て貰えるから、横山先生が言う羞恥罰になるでしょう」

「そうね、じゃあ、そうしましょう。こういう時、全寮制の学校は、話しが早くていいわね」

そう言うと、横山先生は昌子のパンツを無理やり奪い取り俺に手渡すと、ブルマーを昌子の足もとに放り投げた。昌子は、ブルマーを拾いあげると、急いで穿いて次の指示を待った。

「安達、貴方にも着替えて貰います。今から教室に取りに戻っているのは時間の無駄だから、ここにあるブルマーを穿きなさい。上は、制服の下に着ているTシャツで良いからね」

そう言ってブルマーを手渡した。


ノーブラでTシャツ……。

安達は、絶望的な表情に包まれていた。小学校時代でも、高学年になるとスポーツブラを着けていた。それなのに……。

スカートを穿いた状態でパンツを脱ぐと、小さく丸めてポケットに直そうとした。その時……。

「脱いだパンツは、松本先生に渡しなさい」

横山先生が安達に指示した。

俺は安達からパンツを受け取った。受け取ったパンツは、温かかった。そのパンツを広げて……。

「安達は、白か。股の所が少し黄ばんでる所を見ると、まだまだ子供だな」

俺は、わざと羞恥心をあおった。安達を辱めることで、昌子は『自分のせいで……』と、より辛い思いをするだろう。それが、さっきの俺に対する反抗的な態度への罰だ。


「安達さん、ゴメン……」

案の定、昌子は安達に気を使っていた。安達は、泣き崩れる一歩手前といった様子だった。

ブルマーを穿き終えた安達は、スカートを脱いだ。少し小さかったのか、あそこの形がくっきりと浮かび上がっているように思えた。そのことは、安達も気付いているようだった。

横山先生が指示を出した。

「今から駅前に行って、10階建てビルの非常階段を“よし”と言うまで往復していなさい。後で見に行くから、手を抜くんじゃないわよ!!」

そう言って、二人を準備室から追い出した。


暫くしてから俺たちも、車で駅前のビルに向かった。

二人は、誰が見張っている訳でもないのに、必死で非常階段を登っていた。

30分ぐらい経つと、昌子のペースが落ちていた。そんな姿を見て横山先生は……。

「沢井、お尻を突き出しなさい!!」

その指示で、両手を膝に付きお尻を突き出すと……。

バシーーーン!!
バシーーーン!!
 ・
 ・
 ・
バシーーーン!!

10回、竹刀で叩いた。

「ありがとうございました」

昌子はお礼を言うと、再び階段を駆け登って行った。


それから一時間ぐらいが経過し、辺りが暗くなっていた。

「特別指導終了!! 体育準備室で待っているから、来るように」

横山先生の“特別指導終了”の声を聞くと、二人は安堵の表情を浮かべた。

そして、ゆっくりと学校に向かって歩き始めた。その姿を確認した俺たちは、車で学校に戻った。

体育準備室に顔を出した二人に横山先生がパンツを手渡すと、右手に持って準備室を出て行った。すぐにでも穿きたかっただろうが、もう、その気力さえも残っていなかったのだろう……。

そんな二人を追い込むかの様に、横山先生は……。

「明日も、授業が終わったら準備室に来るようにね。その時は、着替えを済ませておきなさいね」

「はい……」

二人は、返事はしたものの、振り返ることなく戻って行った。


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