投稿作品集 > 美人姉妹のスイミングスクールコーチ タレント養成所の特別指導員 p.09

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■ 第九話 ■

テレビに出演するようになって、俺の生活は一変した。

『クイズ☆ドキドキハイスクール』以外の番組にも出るようになり、街で見知らぬ人に声をかけられるようになった。番組のキャンペーンイベントにも参加し、何十人もの一般女性のケツをひっぱたいた。

先日は取材モノのバラエティー番組にも出演した。ロケ地はアジアの小国で、その国の女性兵士を取材するという内容だった。

羽田から飛行機を乗り継ぐこと三回。八時間くらいかけて空港に降り立つと、熱帯特有の蒸し暑さが襲ってきた。

取材班は俺を含め、六人。ディレクターにカメラ、照明、音声とほぼ全員が男性で、女性は田中麻美というADのただ一人だった。

空港には現地ガイドがバンで迎えに来てくれて、二時間ほど車に揺られ、たどり着いたのは山奥にある広大な演習場。厳重なセキュリティチェックを受け、中に入ると、まずは演習場を統括している中佐に挨拶に向かった。


簡素な建物に案内され、応接間で待っていると、軍帽を被り、半袖の軍服姿の気さくな雰囲気の中年男性が現れた。

「私がこの施設を統括しているタマラ中佐です。今日は私が皆さんを案内しましょう」

そう言って、彼の引率で最初に案内されたのはグラウンドだった。Tシャツにカーキ色のパンツを穿いた兵士たちが掛け声を上げながらランニングをしている。

ガタイのいい男たちに混じって、一人だけ若い女性がいた。美人とはいえないが、なかなかチャーミングな顔立ちだ。胸を揺らしながら必死に他の兵士たちについていっている。

おそらくブラはつけていないのだろう。タンクトップ越しに乳首が浮き出ていた。

彼女の名前はマハナ・ラナイ。今回密着取材させてもらうことになっている23歳の女性だ。

俺たちの前まで来ると、教官が掛け声を発した。

「全体止まれ!」

20人ほどの兵士がいっせいにピタッと停止した。

「整列!」

まるで定規で測ったようにきれいに横一列に並ぶ兵士たち。


教官がゆったりとした足取りで一人一人を検分する。全員緊張した表情で、微動だにしない。俺たちが気になるのか、マハナがチラッとこちらを見たのを教官は見逃さなかった。

「ラナイ三等兵、貴様、なぜ余所見をした!?」

「申し訳ありません」

「前へ出ろ!」

「はい」

マハナは前に出ると、他の兵士たちのほうを向いて気をつけの姿勢を取る。

「罰を受けてもらうぞ。地面に手をついて尻を上げろ」

教官の命令に従って彼女はその場で腕立て伏せの姿勢を取り、尻を突き上げた。ズボン越しに尻のラインがくっきり見える。その尻を教官が棍棒のようなものでバシッ、バシッと思いっきり叩き始めた。

きっちり10発。女性だからといって手加減されることはないようだ。罰が終わると、マハナが列に戻っていく。

続いて、アスレチックのような施設での訓練。ここでも教官は厳しく目を光らせ、脱落者には容赦ない懲罰を与えた。マハナも二回呼ばれ、ケツを殴られた。次の射撃演習でも、厳しい訓練は続く。


夕方になり、訓練兵たちは兵舎に引き上げていった。施設内のシャワールームで汗を流す。男女で仕切られていないため、マハナも素っ裸になって男たちと一緒にシャワーを浴びる。訓練中に叩かれた尻が真っ赤に腫れていた。

その後、食堂で夕食となった。先ほどまでの緊張感とはうって変わって和やかな雰囲気となり、マハナの顔にもようやく笑顔が浮かぶ。だが、それも長くは続かなかった。

教官が入ってきて、演習場の片づけがきちんとできてなかったことを指摘。すぐに全員、食堂の床に手を突いて懲罰姿勢を取る。ずらっと並んだ尻に棍棒が振り下ろされる。

食事が終わると、宿舎に引き上げていく。しかし、平穏な夜はまだ訪れない。教官が宿舎に見回りに来て、厳しくチェックするのだ。

各自、ベッドの傍らに直立不動の姿勢を取る。その際、Tシャツを脱いで上半身裸になる。もちろん、マハナもだ。形のいい乳房が露わになり、目のやり場に困る。

教官は一人一人細かくチェックした。着替えや靴、シーツの乱れ。すべてに教官が目を光らせる。

マハナの番になった。緊張するマハナ。教官が引き出しからとあるものを発見した。日本製の菓子の袋だった。休憩時間中、仲良くなったADの麻美がマハナにプレゼントしたものだ。

菓子は没収され、教官はマハナに「所持物違反の罰を受けてもらうぞ」と宣告する。チェックは続行され、マハナの他に二名が不合格を言い渡された。


マハナたちはTシャツを着ると、教官に連行され、懲罰室に入っていった。殺風景な部屋の真ん中には「へ」の字の鞭打ち台がある。部屋はそこそこの広さがあり、全員の見ている前で刑が執行されることもあるのだろう。

鞭打ち台の前に三人が整列する。一人目が名前を呼ばれ、進み出るとキビキビとした動作でズボンと下着を下ろし、鞭打ち台の上にうつ伏せになった。

両手足をベルトで固定され、舌を噛まないようにタオルをくわえさせられる。道具として使われるのは、柄がついた長さ1メートルほどの革ムチだ。教官の号令に合わせて、鞭打ち係の兵士がそれを受刑者の裸の尻に叩きつける。

ものすごい音と受刑者の表情から相当な痛さであることが想像できる。順番を待つマハナたちの顔が緊張で引きつっていた。

合計12発。

一人目が終わると、次の者が同じように尻を出し、鞭打ち台にうつ伏せになる。罰を受け終わった兵士は尻を出したまま、部屋の端に移動し、壁の方を向いて、手を頭の後ろで組み、直立不動の姿勢で他の者が終わるのを待つ。

二人目が終わり、いよいよマハナの番だ。他の二人同様、ズボンを下ろして下着を脱ぐ。鍛え上げられて引き締まっているが、誰が見ても前の二人の尻との違いは明白だ。

尻を出す動作に一瞬の躊躇もない。また、見ている教官と鞭打ち係も微塵も表情を変えなかった。今更恥ずかしがることも興奮することもないほど、この懲罰が日常化しているという証拠だろう。


やがて鞭打ちが開始された。

パシッ、パシッという鋭い音が部屋の中に響き渡る。打たれるたびに、きゅっと尻を引き締める姿がエロチックだった。すぐに肌が真っ赤になる。

口にくわえたタオルのせいで悲鳴はくぐもったうめき声となり、苦悶の表情がその苦痛のすさまじさを物語っていた。

麻美の顔は青ざめ、たいていのことでは動じないディレクターでさえ、顔を引きつらせている。俺も最後の一打が振り下ろされた時、ホッと安堵の息を漏らしてしまった。

手足の拘束具を外され、マハナはよろよろと壁際に向かって歩いていった。そして、先に罰を受けた二人の隣に並び、無惨な状態となった尻をこちらに向けて立つ。

教官は満足げに赤く腫れ上がった三つの尻を眺めながら「以後、気をつけるように」と言って、部屋を出て行った。罰を受けた三人はズボンを穿いて、兵舎に戻っていく。


俺たちは取材を終え、ガイドの運転するバンに乗ってホテルに向かった。

ホテルの戻ると、麻美はディレクターに「田中ァ、こっち来い」と呼ばれ、いきなりビンタを食らった。

「おまえのせいで、マハナさんは罰を受けたんだぞ。わかってるのか!?」

「はい……。すみませんでした」

「服を脱いでベランダで一時間正座」

俺は思わず耳を疑った。確かにマハナの鞭打ちは麻美のせいだが、さすがにみんなの見ている前で服を脱がせるのは厳しすぎないか。

だが、麻美は反抗もせず、素直にブラウスを脱ぎ始め、ジーンズも下ろし下着姿となった。青い縁取りのある白い下着は麻美に似合ってかわいらしい。下着の布は薄く、尻の割れ目が透けて見える。


麻美が恥ずかしそうにうつむいていると、ディレクターはさらに驚く命令を告げた。

「ブラも取れ」

麻美は後ろに手を回し、ブラのホックを外す。形のいい乳房が丸出しになった。乳首を両手で覆っていると、「手は横だろ」と言われ、泣きそうな顔で気をつけの姿勢を取る。

後で聞いた話だが、このディレクターのチームでは珍しいことではないらしい。ミスをしたADは男子は全裸、女子はショーツ一枚の格好で正座させられるそうだ。説教の後はビンタの嵐。男も女も関係なく、思いっきりほっぺたを張られるという。

麻美がとぼとぼとベランダに出て行くと、俺たちはぬるくなった缶ビールで乾杯した。そして、「すごかったなぁ」と今日の取材を振り返る。

だが、俺はベランダでポツンと半裸で正座する麻美が気になって、会話に集中することができなかった。

(つづく)


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