投稿作品集 > 美人姉妹のスイミングスクールコーチ p.04

このストーリーは、bbs にて、DD 氏より投稿していただいた作品です。 この作品の著作権は DD 氏にあります。



■ 木曜日 ■

授業と授業の合間のささやかなブレイクタイム。席でコーヒーを飲みながら雑誌を読んでいると、事務員の朝日有加が遠慮がちに声をかけてきた。

「あのぉ、よろしいでしょうか」

有加は半年前からこの木元イミングスクールで事務関係の仕事をしている。背が低く、おっとりしているが、しっかり者の一面もある。

「ん? どうした?」

「檜山瑠璃ちゃんの今月分の月謝がまだなんで、お母さんにそのことを伝えたんですが、払ったはずだと言われて……」

こういう面倒事の対応は、本来、校長の仕事だが、あいにく出張中で、そうなると俺のところに持ち込まれることが多い。俺は「わかった」と言って、檜山瑠璃の母親が待つ応接室に向かった。

ドアを開けると、瑠璃の母親がソファに座っていた。歳はまだ30歳前半。パッと見は20代でも通じるくらい若々しく美人だ。

「私はちゃんと月謝を娘に渡したんです」

穏やかな口調だが、不満をあらわにして俺に訴える。俺は有加に瑠璃を呼んでくるように言った。


しばらくして、応接室のドアがノックされ、有加に連れられて瑠璃が入ってくる。

「瑠璃、おまえは確かに母親から月謝を渡されたんだな?」

「はい」

「それをきちんと朝日さんに渡したんだな?」

「渡しました」

よどみなく受け答えする瑠璃。有加の顔がみるみるうちに青ざめていった。

「朝日、どういうことだ?」

「そ、そんな……」

木元スイミングスクールでは、コーチだけじゃなく、事務員にも厳しい指導を行なってる。もし有加の不手際だとすれば、彼女にはきつい罰を受けてもらわなくてはならない。

「ムチを持って来い」

「はい……」


有加が教官室にムチを取りに行っている間、俺は瑠璃の母親に謝罪した。

「もうしわけありません。朝日には厳しく指導しますので、お許しください」

「わかりました。これからは気をつけてくださいね」

手にムチを持って有加が戻ってくる。俺は有加からムチを受け取ると、スカートを捲くり、下着を下ろすように命じた。

「えっ、今、ここで……ですか?」

「そうだ。早くしろ」

「……わかりました」

普段、校長から厳しく教育されているのだろう。有加は素直に従った。紺色のタイとスカートを捲くり上げ、ストッキングごと下着を下ろす。

「ソファの背に手をつきなさい」

言われた通り、革張りのソファの背に手をつき、叩きやすいように尻を突き出す有加。檜山母娘はそれを驚きの表情で見つめていた。


俺は立ち上がると、有加の後ろに立った。目の前には有加の小尻。すでに何度か校長から罰を受けているのだろう。足をしっかり伸ばし、いつでも罰を受けられる姿勢になっていた。

俺がムチを振り上げた瞬間、「待ってください!」と瑠璃が叫んだ。

「ごめんなさい。私、嘘をつきました。お母さんにもらった月謝で友達とカラオケに行きました」

瑠璃が涙ながらに訴える。母親の表情が凍りついた。

「朝日、すまなかったな。尻をしまっていい」

有加は体を起こして、下着を上げるとスカートを元に戻した。

「す、すみません。うちの娘が大変なことを……」

取り乱す母親に俺は言った。

「お母さん、瑠璃は罰を受けるべきです。今ここで、娘さんのお尻を叩いてください」

「そ、そんな……」

瑠璃は再婚相手の連れ子で、血が繋がっていない。だから、遠慮があるのだろう。しかし、悪いことは悪いことだと教えるのが母親の役目だ。


「瑠璃、わかってるな? 尻を出すんだ」

「はい……」

娘のほうは普段から木元スイミングスクールの教育がしっかりと染み込んでいる。言われた通り、ジーパンを下ろし、かわいらしい下着を脱いだ。

「さぁ、早く」

俺はテーブルの上にムチを置いて、母親を促す。彼女は傍らに尻を出して立っている娘をちらりと見たが、「できません」と俺に訴えた。

時間の無駄だ。俺は有加に、「朝日、お母さんに見本を見せてやれ」と言った。

「はい」

有加は瑠璃の背中に手を置いて前かがみにさせ、小さな尻をパチン、パチンと平手で叩き始めた。事務員とはいえ、生徒を罰することが許可されている。

ロビーで騒いでいる生徒の尻を叩くのも事務員の仕事だ。たいていは裏に連れて行き、お説教の後、尻を叩く。しかし、時にはロビーでみんなの見ている中、お仕置きを執行することもあった。

それが女子でも例外ではない。先月、ロビーで騒いでいた高校生たちをその場でお仕置きしたという話を聞いている。その中には二名の女子もいたが、男子と一緒に壁に手をついて生尻を叩かれたらしい。


目の前で娘が罰を受けている姿を見て、瑠璃の母親は「もうやめてください」と俺にすがりついた。しかし、俺は有加に懲罰を続けさせた。

白い尻は見る見るうちに赤くなっていく。瑠璃はこの後、授業があるのだが、水着からはみ出た尻が赤く腫れているのをクラスメイトたちに見られてしまうだろう。

「お願いです。瑠璃ちゃんをこれ以上、罰しないでください」

「それはできません。瑠璃は重大な罪を犯したんです。彼女は厳しく罰せられるべきだ」

「でも、ここまでやらなくても……」

「ご両親にも誓約書にサインをいただいてるはずですよ」

「本当にすみませんでした。後で私たちからも厳しく言っておきますからもう許してあげてください」

「朝日は娘さんのせいで危うく罰を受けるところだったんだ。彼女の気持ちも考えてください」

「わかりました。私が代わりに罰を受けます。だから、許して!」

俺は手を上げて、有加に尻打ちをやめさせた。


「いいでしょう。では、下着を下ろしてお尻を出しなさい」

「下着の上からではダメですか?」

「ダメです。娘さんと同じようにじかに罰を受けてもらいます」

瑠璃の母親はこれ以上言っても無駄だと覚って、ロングスカートを捲くり上げ、白いショーツを足の付け根まで下ろした。

「瑠璃、おまえは尻を出したまま、立ってろ」

「はい」

瑠璃がソファを離れ、代わりに彼女の母親が背もたれに手をのせる。きれいな尻だ。年齢をまったく感じさせない。エステにも足繁く通い、フィットネスクラブで毎週汗を流しているのだろう。

「有加、やれ」

「はい」

生徒の尻を叩くことはあっても、母親をお仕置きするのは初めてなのだろう。有加はテーブルの上のムチを手に取り、躊躇いがちに瑠璃の母親の尻を打ち始めた。


パシッ、パシッ、パシッ。

叩かれるたびに白い肌がゆっくりと赤くなっていく。苦痛と恥ずかしさで、思わずうなだれる瑠璃の母親。娘は自分の継母が罰を受ける姿を今にも泣き出しそうな顔で見つめていた。

有加に懲罰を続けさせたまま、俺は窓を開け、タバコに火をつけた。眼下にこれから授業を受ける生徒たちの姿が見えた。この部屋で大の大人が尻を丸出しにされて罰を受けているなんて思いもしてないだろう。

俺は腕時計に目をやり、有加に声をかけた。

「そのくらいでいいだろう」

「はい」

有加が手を下ろす。少し息が上がり、額にはじんわりと汗をかいていた。

急いで下着を引き上げようとする瑠璃の母親に「まだ罰は終わってないですよ」と言った。

「えっ?」

聞き返す瑠璃の母親に言った。

「あなたにはしばらくそのままの格好で反省してもらいます。二人とも壁の方を向いて並びなさい」

赤くなった尻が二つ並ぶ。俺は瑠璃の授業が始まるまでの間、二人にそのままの格好をさせ、瑠璃が授業に行っている間、母親には尻を出させたまま、反省文を書かせた。そして、尻を出した格好のまま、一階の教官室まで反省文を届けさせた。

(つづく)


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