憧れのレオタード > 逆転の宵〔亜衣〕 p.02

(注意)
引き続き、このサイトにしてはややハードな展開になります。爽やかなシゴキではなく、陰湿なイジメが展開されます。読み進む場合は、割り切ってどうぞ……。と言っても過度な期待はしないように (^_^;



練習用レオタードが食い込む。直したいが、それどころではない。

体力の限界。少しでも気を抜けば、倒れてしまいそうだ。

意地でも倒れない。やりきってみせる。それが、亜衣のプライド。


50回を終えて、尻もちをつくように、座り込む亜衣。

「あれ~。何ですかそれ? “せ・ん・ぱ・い”」

紗枝の視線は、倒れこんで、無造作に広げられた亜衣の両足の中央、食い込んだレオタードがハイレグ状態になっている、その先端に注がれている。

亜衣は、あせって自分のその部分を見る。

食い込んだレオタードの脇から、黒いものがはみ出ていた。

「ダメですね~“せ・ん・ぱ・い”。ちゃんと処理してないんですか?」

「いや、これは、その……」

確かにうかつだった。以前であればこんなことはありえない。

最近集中できずに、そういった様々なことが散漫になっていた。

「“せ・ん・ぱ・い”って結構濃いんですね。そんなはしたない格好されると、新体操部の恥ですから、剃ってあげましょうか?」

「あっ、それは名案ね」

「さぁ、レオタードを脱いでください“せ・ん・ぱ・い”」

「いや、いいわよ。そんなこと……家でやるから……」

「逆らうんですか? 下っ端が!」

「生意気ですね。下っ端の癖に!」


レオタードを脱いだ亜衣の前に、カミソリを持った和希と紗枝が構える。

「じゃあ、いきますよ“せ・ん・ぱ・い”」

亜衣は、肩幅に足を広げ、手を頭の後ろに組む。こうなったら下手に動くと危険だ。

「あ~、“せ・ん・ぱ・い”ちょっと濃すぎますよ~。中のほうまで生えてるじゃないですか~」

「ちょっとこれじゃ、上手くできないわね。じゃあ、練習もかねて、Y字バランス!」

「えっ? あっ、はい! Y字バランスさせていただきます!」

レオタードを脱いで素っ裸の亜衣は、Y字バランスをする。

右足を軸に、左足を上げ、その上げた足をうでで抱える。

剃りかけの恥ずかしい部分が、開かれる。

「さすがですね~“せ・ん・ぱ・い”。これは剃りやすい」

下っ端とはいえ、元エース。きれいなY字バランス。

和希と紗枝は、パックリと広げられた、亜衣のその部分を剃りあげていった。


「どうですか、“せ・ん・ぱ・い”?」

亜衣は、下を向いて確認する。

そこには、小学生だった頃のように、何にも邪魔されない、きれいな一本の線が入っていた。

「そ、剃っていただき、ありがとうございます!」

「じゃあ、流してあげましょう。シャワー室へ」

和希と紗枝は、更衣室の中のシャワー室に入る。裸の亜衣も続いて入っていく。


「はい、もう一回Y字バランス!」

もう言われるがままだ。

亜衣は、Y字バランスを作る。

紗枝が、シャワーを剃りたての部分にあてがう。

必要以上に当て続ける紗枝。明らかに狙っている。

亜衣は、必死に耐える。一番弱いところに当たっているが、何とかこらえる。

「“せ・ん・ぱ・い”もなかなか頑張りますね~」

そう言うと、今度は和希が、ホースを持ち出す。

その先端は蛇口につながれている。もう片方の先端を、和希は、パックリ開いた、亜衣のそこに近づける。

紗枝の刺激で弱っていたそこに、ホースを差し込む。

タイミングを見計らって、シャワーを止め、蛇口に近づいた紗枝が、蛇口をひねる。

全開だ。

紗枝は、蛇口を限界まで回す。

和希によって、差し込まれたホースから、水が吹き出る。

そのほとんどが、そのまま亜衣の中に入っていく。

亜衣は、苦しそうな顔をしても、決してY字バランスをやめない。

それだけが、亜衣のできること。

いや、もう一つやらなければならないことがあった。

「笑顔ですよ~“せ・ん・ぱ・い”!」

全裸でY字バランスをし、剃りたての部分から、ホースで水を入れられた、情けない格好の亜衣は、それでも口角をキリっと上げた。

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