進学塾のスパルタ指導 > 高校受験 p.01

夏の総体が終わるまで、部活一筋に生きてきた私は、はっきり言ってバカです。そんなバカな私も、高校受験という壁に挑まなくてはいけません。

それに気がついたのが11月。

こんなバカな私を受け入れてくれる塾は一箇所しかありません。

その塾は、どんな人でも、ワンランク上の学校に合格できると評判の塾でした。しかし生徒の間では、その塾にはもう一つ、裏の評判がありました。

それは、「バカなヤツは体で覚えさせられる」という噂でした。


入塾するときに、担当の先生は、私の親と一つだけ約束を交わしました。

それは、「子どもの勉強に口を出さないこと」ということでした。

私の親は、もともと勉強に口を出すタイプではないので、この条件を苦も無く受け入れました。

そして、私はその横で、がっくりと肩を落としました。でも、ここしか私みたいなバカを受け入れてくれるところが無いことも分かっていました。

<はぁ。やるしかないのかな……>


その塾では、常に入試当日の意識を持って勉強をするために、学校の制服を着て通うという決まりがありました。

塾は成績別志望校別に区別されていて、授業は確かに分かりやすく、バカな私でも、少しずつ解ける問題が増えてきました。先生は厳しいし、毎回叱られて、辛い日もあるけど、私は頑張って、休まずに通い続けました。


「何度言ったら分かるんだ!!」

私は、塾長室に連れて行かれ、その床に正座をしているように言われました。

正座をしていると、二人の子があとから入ってきました。一人は、同じクラスで、私と同じくらいバカで、私と同じくらい毎回叱られている子です。もう一人は、トップクラスにいる子で、私とは同じ人間だとは思えないほど、頭のいい子です。

<わぁ、あの子もここに呼ばれることあるんだ……>

同じクラスの子はともかく、頭のいいあの子がここに来たことに驚きました。

生徒が、この塾長室に呼ばれるときは、たいてい叱られるときです。それも、教室でのお説教では済まされないようなことをしてしまったときで、塾長直々にお言葉を頂きます。

私は入塾したばかりにもかかわらず、実はすでに何度かこの塾長室でお説教を受けていました。


三人は、塾長室の床に正座をして、塾長のありがたいお話を聞きます。

私たち三人は、別々の学校なので、それぞれ別の制服を着ていました。バカな私と、同じクラスの子の二人は、スカートを短く切っていて、正座する太ももがもろに見えてしまうので、スカートの裾を引っ張ってなるべく隠そうとしました。

頭のいいもう一人の子は、少しは短くしているみたいでしたが、スカートでひざまで完全に隠れていました。


長い長い塾長のお説教がやっと終わりそうです。

頭のいい子は、二回連続でクラス最下位の成績を取ってしまったので呼ばれたみたいでした。それでも、私の点数よりは断然いいのですが……。

同じクラスの子は、授業中に友達とメールをしていて、それがバレてしまって、呼ばれたようです。

そして私は、三週連続宿題を忘れてここに連れて来られました。


お説教が終わると、私たちは、準備に入ります。

私は立ち上がって、スカートのしわを直しながら、塾長室の大きな机に近づきました。ほかの二人も同じように机の近くに寄ります。

そして、机に両手をついて、お尻を少し突き出すようなポーズを取りました。ほかの二人も同じように手をついて、私たち三人は並んでお尻叩きを受ける格好をしました。

パシッ! パシッ! パシッ! パシッ! パシッ!
パシッ! パシッ! パシッ! パシッ! パシッ!

三人は、一人10回ずつ、スカートの上からお尻叩きを受けます。

「よし! お前は帰っていいぞ。次は頑張るんだ」

トップクラスの子が解放されました。


「ほら! お前らは次の準備!!」

お尻叩きはランクがあります。まずは、スカートの上から、次は、スカートをめくって下着の上から、そして最後は……。

私たち二人は、スカートを少しだけめくりました。

パシッ! パシッ! パシッ! パシッ! パシッ!
パシッ! パシッ! パシッ! パシッ! パシッ!

また、10回のお尻叩きです。塾長はもちろん、叩く前に私のスカートをめくり直し、私は完全に下着を丸出しにして、下着の上からお尻叩きを受けました。

「よし! お前は帰ってよし。次使ったら没収だぞ」

その言葉は、解放の許可であると同時に、私への最後通告でした。


「ほら! お前は次の準備!!」

私は、一旦スカートを戻してから、スカートの裾から手を入れて、下着に手をかけます。そして、スッと下着を足首まで下げ、サッと足から抜き取ります。急いでポケットに脱いだ下着を入れました。

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