更生プログラム > 不眠の少年少女 p.01

● 早朝の清潔検査 ●

寝るときは、コンクリートむき出しの小さな部屋に、八人が寄り添うようにくっついて寝ます。五枚分の布団がやっとひけるスペースで、男子も女子も関係なく、一緒に寝ます。

初めは少し抵抗がありましたが、食事のときと同様、寝るときは教官の監視がゆるくなるので、みんなと少しだけおしゃべりをしたりして、気を紛らわせることができます。


朝は、教官の「ピーッ!」という、いつもの笛の合図で起床し、すぐに布団をたたんで、廊下に番号順に整列します。廊下に整列すると、『朝の身体検査』が始まります。

1番(北原)「おはようございます。1番、朝の身体検査お願いします」

そう言うと、1番の男の子は、短パンとパンツをひざまで下ろして、手を頭の後ろに組んだ状態の気をつけをします。教官は、わきの下のチェックをしてから、おチンチンをつまんでおチンチンの裏側と袋の部分をチェックします。そのあとパンツの内側を見て、パンツを汚していないかを調べます。

教官(男)「1番、異常なし。合格」

1番(北原)「はい。ありがとうございます」

2番(小田)「おはようございます。2番、朝の身体検査お願いします」

教官は同じように、体の上から下までチェックして、パンツを調べます。

教官(男)「何だこれは?」

教官が言うので、私は、チラリと2番の男の子の顔を見ました。男の子は、苦痛で顔をゆがめています。目線を下げると、教官が男の子のおチンチンを、握りつぶすように、強くつかんでいるのです。

毎朝、何人かの男の子は、教官におチンチンを握られて、怒られています。私は、何で怒られるのか分からず、男子にそれとなく聞きましたが、答えてくれませんでした。私の見た限りでは、男の子の中には、朝、おチンチンが大きくなってしまう子がいるようで、そのことで怒られているみたいでした。


私の番が来ました。

8番(沓名)「おはようございます。8番、朝の身体検査お願いします」

教官は、わきの下、お股と調べ、パンツをチェックします。私には、掃除の罰で、パンツも穿けない一週間がありましたが、それ以外のときのパンツ検査が難関でした。

それは、お漏らししているわけではないのですが、パンツにシミができるときがあるからです。特に、この施設の薄手の白色のパンツは、シミが目立ってしまうので、私は朝から罰を受けることが何度かありました。

教官(男)「8番、パンツにシミあり。不合格!」

そう言われると、私は、急いでブルマとパンツを脱いで、ブルマをその場に置き、パンツだけを持って、水道のところへ向かいます。そして、パンツのシミになっているとことを手洗いして、外に干しにいきます。

みんなが整列している廊下に戻ると、私はブルマを穿きます。パンツが乾くまで、私はノーパンで、ブルマを直穿きします。

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